国立感染症研究所

令和元年台風19号の発生を受け、被災地の避難所管理者や被災された方、及びボランティア活動等現地に支援に入られる方に向けて、感染症対策について、地域の感染症発生状況と共に以下にまとめました。

 

基本的な注意

 

人から人に感染する感染症の中には、適切な手洗いと咳エチケット(咳やくしゃみの際はティッシュや二の腕で口と鼻を覆うhttps://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disasters/coughetiquette20160424.pdf)などの標準予防策で予防が可能な疾患があります。

避難所など、人が密集する環境では、特に食事、調理の前やトイレの後の手洗い、咳エチケットを行うよう心掛けてください。

被災地でボランティアを計画されている皆様の感染症予防については、こちらのページを参照してください(https://www.niid.go.jp/niid/ja/disaster/r1-typhoon19/2478-idsc/9158-r1-typhoon19-2.html。また、ワクチンで予防可能な疾患については、ボランティアに参加する前の予防を心がけてください。

なお、全国の感染症発生状況についてはIDWR(https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2019.html)を、地域の感染症発生状況については各自治体の感染症情報センターのホームページを参照してください。

 

はじめに

令和元(2019)年10月13日から10月14日にかけて台風第19号に伴う広範囲の豪雨による水害や土砂災害に対して、多くの避難所が設置されています。本サイトは、浸水や土砂災害および避難に伴い起こり得る感染症とその関連情報についてまとめたものです。

被災地においては、水系・粉塵曝露を原因とした感染症や避難所での密集した集団生活による感染症が流行するリスクがあります。ボランティアで被災地・避難所へ向かわれる方には、主に感染症予防(特に持ち込みおよび自身の罹患の予防)という観点から、是非以下の点についてご留意ください。

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