(IASR Vol. 41 p114-115: 2020年7月号)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が日本全国で猛威を振るう中, 軽症患者のホテルでの療養などは整備されてはいるが1), 介護施設や障害者施設での発生事例における対応が問題となっている。施設入居者の多くは高齢者や障害者など, 重症化のリスクを抱えていることが多いが, 認知機能や精神発達遅滞などの問題から, 可能であれば環境を変えることなく対応することが理想的である。しかし, 施設内感染対策や重症化した際の対応など問題点が多い。