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エムポックスの検査体制の全国展開

(IASR Vol. 44 p91-92: 2023年6月号)
 

エムポックスは感染症法上の4類感染症であるが, 国内で届出対象となった2003年以降届出はなく, 国立感染症研究所(感染研)においてのみ病原体診断が可能であった。2022年5月に, 英国から海外渡航歴のないエムポックス患者の発生が複数報告された後, 速やかにエムポックス検査体制の国内展開の検討を開始した。今般, その対応を時系列でに整理するとともに, 今後の新興再興感染症への対応における全国的な検査体制整備の初動に関する示唆を報告する。

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