発生動向総覧 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 インフルエンザ:定点当たり報告数は第6週以降減少が続いている。都道府県別では福島県(34.26)、山形県(30.71)、福井県(25.47)、岩手県(24.14)、新潟県(24.00)が多い。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は950例と2週連続で減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約80%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では宮崎県(0.75)、熊本県(0.67)、富山県(0.66)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では富山県(5.76)、鳥取県(4.32)、北海道(4.01)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では福岡県(12.6)、山口県(12.3)、大分県(11.9)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(3.08)、鹿児島県(2.83)、福井県(2.64)が多い。手足口病の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では沖縄県(0.85)、滋賀県(0.56)、富山県(0.38)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では鳥取県(1.11)、徳島県(0.61)、愛媛県(0.54)が多い。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では福井県(0.14)、高知県(0.13)、広島県(0.07)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は減少した。都道府県別では熊本県(0.10)、徳島県(0.09)、大分県(0.08)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(2.00)、佐賀県(1.50)、愛媛県(1.27)が多い。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では沖縄県(4.71)、宮城県(2.33)、埼玉県(2.11)が多い。 |
第11号ダイジェスト 2012年2月12日~2月18日 |
・発生動向総覧(2月報含む) |
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発生動向総覧 〈第11週コメント〉 3月21日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ: 定点当たり報告数は第6週以降減少が続いている。都道府県別では福島県(37.88)、山形県(36.33)、新潟県(30.62)、宮城県(30.30)、北海道(28.07)が多い。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は1,190例と減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約77%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では佐賀県(0.78)、宮崎県(0.75)、徳島県(0.70)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では富山県(7.34)、鳥取県(7.05)、山形県(4.87)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では大分県(12.9)、福岡県(12.9)、愛媛県(12.2)、広島県(12.2)が多い。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では鹿児島県(2.93)、宮崎県(2.81)、長野県(2.31)が多い。手足口病の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では福井県(1.41)、沖縄県(1.26)、富山県(0.48)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では鳥取県(1.32)、島根県(1.26)、高知県(0.67)が多い。百日咳の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では沖縄県(0.15)、高知県(0.13)、千葉県(0.07)、広島県(0.07)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では徳島県(0.17)、沖縄県(0.12)、富山県(0.07)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では佐賀県(1.35)、熊本県(1.27)、山梨県(1.13)が多い。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では沖縄県(3.43)、宮城県(2.75)、埼玉県(2.56)が多い。
〈2月コメント〉 ◆性感染症について 2012年3月14日集計分 性感染症定点数:966 (産婦人科・産科・婦人科:468、泌尿器科:401、皮膚科84、性病科13) ●月別推移
●男女別・年齢階級別 年齢群毎にみた定点当たり報告数の男女の比較では、性器クラミジア感染症では10~29歳の4つの年齢群、性器ヘルペスウイルス感染症では15~29歳、35~44歳、65~69歳の6つの年齢群、尖圭コンジローマでは15~24歳の2つの年齢群という比較的低い年齢層を中心に女性が男性より多く、他の年齢群は同値あるいは男性が多かった。淋菌感染症では15~19歳の年齢群で同値で、他の年齢群は男性が女性より多かった。ただし、性感染症定点は泌尿器科系、婦人科系および皮膚科系などの診療科から構成されており、男女の比較については各地域におけるそれらの比率等の影響を受ける可能性がある。 ●若年齢層での推移
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第10号ダイジェスト 2012年3月5日~3月11日 |
・発生動向総覧 ・注目すべき感染症 <インフルエンザ> |
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発生動向総覧 〈第10週コメント〉 3月14日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 インフルエンザ:定点当たり報告数は第6週以降減少が続いている。都道府県別では新潟県(41.89)、山形県(39.81)、宮城県(38.70)、福島県(37.80)、埼玉県(31.89)、秋田県(31.27)が多い。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は1,334例と増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約77%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では富山県(0.90)、佐賀県(0.61)、宮崎県(0.56)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では富山県(7.76)、山形県(5.23)、大分県(5.11)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では大分県(12.7)、福岡県(12.4)、広島県(11.9)、島根県(11.9)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(3.33)、山形県(2.43)、鹿児島県(2.35)が多い。手足口病の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では福井県(1.27)、沖縄県(0.74)、石川県(0.34)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では鳥取県(1.32)、島根県(0.87)、高知県(0.73)が多い。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では高知県(0.13)、沖縄県(0.12)、広島県(0.07)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は増加した。都道府県別では熊本県(0.15)、沖縄県(0.09)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では山形県(1.87)、鳥取県(1.68)、宮崎県(1.44)が多い。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では沖縄県(3.29)、福島県(2.86)、宮城県(2.58)が多い。
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発生動向総覧
〈第9週コメント〉 3月7日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
*感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: | 報告なし | ||||||||||||||||||||||||
2類感染症: | 結核 388例 | ||||||||||||||||||||||||
3類感染症: |
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4類感染症: |
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5類感染症: |
バンコマイシン耐性腸球菌症感染症1例例(遺伝子型:不明_菌検出検体:尿)
(補)2012年第8週までに診断されたものの報告遅れとして、E型肝炎2例(感染地域:北海道2例_感染源:不明2例)、エキノコックス症1例(多包条虫_感染地域:北海道)、デング熱1例(感染地域:インドネシア)、急性脳炎6例〔インフルエンザウイルスA型2例_年齢群:4歳(1例)、6歳(1例).インフルエンザウイルスB型2例_年齢群:2歳(1例)、8歳(1例).病原体不明2例_年齢群:2歳(1例)、70代(1例)〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例(40代)などの報告があった。 |
◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ:定点当たり報告数は第6週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別では新潟県(38.86)、秋田県(37.49)、埼玉県(36.66)、宮城県(36.32)、福島県(35.81)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は1,304例と減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約73%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では新潟県(0.85)、富山県(0.62)、岐阜県(0.62)、福岡県(0.62)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では富山県(6.76)、大分県(5.11)、山形県(4.47)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では広島県(12.5)、福岡県(11.7)、大分県(11.3)が多い。水痘の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では宮崎県(3.97)、鹿児島県(2.83)、島根県(2.70)が多い。手足口病の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では福井県(1.14)、沖縄県(0.71)、徳島県(0.48)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では鳥取県(0.89)、島根県(0.87)、高知県(0.50)が多い。百日咳の定点当たり報告数は第6週以降増加が続いている。都道府県別では沖縄県(0.18)、高知県(0.13)、千葉県(0.05)、長野県(0.05)、兵庫県(0.05)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では徳島県(0.22)、熊本県(0.08)、富山県(0.07)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では山形県(1.63)、鳥取県(1.53)、徳島県(1.48)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では沖縄県(2.86)、栃木県(2.71)、宮城県(2.33)が多い。
発生動向総覧
〈第8週コメント〉 2月29日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
*感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: | 報告なし | ||||||||||||||||||||||||||||
2類感染症: | 結核 333例 | ||||||||||||||||||||||||||||
3類感染症: |
パラチフス1例(感染地域:大阪府) |
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4類感染症: | E型肝炎1例(感染地域:北海道_感染源:不明) A型肝炎2例〔感染地域:鹿児島県1例、国内(都道府県不明)1例〕 つつが虫病1例(感染地域:長野県) デング熱1例(感染地域:タイ)
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5類感染症: |
梅毒16例(早期顕症I期2例、早期顕症II期5例、晩期顕性1例、無症候8例)
(補)他に、麻しん1例の報告があったが削除予定。また、2012年第7週までに診断されたものの報告遅れとして、細菌性赤痢1例〔菌種:S. sonnei(D群)_感染地域:国内(都道府県不明)〕、マラリア1例(三日熱_感染地域:パプアニューギニア)、レジオネラ症4例〔感染地域:神奈川県2例(温泉2例)、山形県1例(温泉)、国内(都道府県不明)1例(温泉)〕、急性脳炎6例〔インフルエンザウイルスA型2例_年齢群:5歳(2例).病原体不明4例_年齢群:0歳(1例)、2歳(1例)、4歳(1例)、9歳(1例)〕、クロイツフェルト・ヤコブ病2例(孤発性プリオン病古典型2例.死亡2例)、劇症型溶血性レンサ球菌感染症4例〔3歳(1例)、60代(1例)、70代(1例)、80代(1例)〕、バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例(遺伝子型:不明_菌検出検体:尿)などの報告があった。 |
◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ:定点当たり報告数は3週連続で減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では埼玉県(45.29)、秋田県(44.20)、大分県(41.36)、千葉県(39.54)、新潟県(38.08)、佐賀県(36.62)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は1,340例と増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約77%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では富山県(0.79)、宮崎県(0.75)、新潟県(0.73)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では富山県(6.93)、大分県(4.69)、福井県(4.41)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では大分県(14.6)、熊本県(12.5)、広島県(11.5)が多い。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では宮崎県(4.08)、鹿児島県(3.07)、宮城県(2.72)が多い。手足口病の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では富山県(1.10)、福井県(0.68)、沖縄県(0.50)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では鳥取県(1.26)、高知県(0.87)、愛媛県(0.49)が多い。百日咳の定点当たり報告数は3週連続で増加した。都道府県別では沖縄県(0.35)、栃木県(0.08)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は減少した。都道府県別では岩手県(0.13)、三重県(0.07)、福井県(0.05)、鳥取県(0.05)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では山形県(2.33)、徳島県(1.70)、新潟県(1.37)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では埼玉県(4.22)、福島県(4.14)、栃木県(2.29)、沖縄県(2.29)が多い。
発生動向総覧
〈第7週コメント〉 2月22日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
*感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: | 報告なし | ||||||||||||||||||||||||||||
2類感染症: | 結核 354例 | ||||||||||||||||||||||||||||
3類感染症: |
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4類感染症: |
つつが虫病1例(感染地域:島根県.死亡) デング熱2例(感染地域:インドネシア1例、モルディブ1例) マラリア1例(熱帯熱_感染地域:インドネシア)
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5類感染症: |
(補)2012年第6週までに診断されたものの報告遅れとして、E型肝炎1例(感染地域:愛知県_感染源:猪の肉)、オウム病1例(感染地域:京都府_感染源:インコ)、デング熱3例(感染地域:フィリピン2例、インドネシア1例)、急性脳炎10例〔インフルエンザウイルスAH1pdm1例_年齢群:4歳.インフルエンザウイルスA型4例_年齢群:4歳(1例)、5歳(1例)、9歳(1例)、50代(1例.死亡).インフルエンザウイルスB型1例_年齢群:10代.病原体不明4例_年齢群:0歳(1例)、2歳(1例)、20代(1例)、30代(1例)〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症5例〔30代(1例)、70代(2例)、80代(1例)、90代(1例.死亡)〕、バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例(遺伝子型:不明_菌検出検体:尿)などの報告があった。 |
◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ:定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では大分県(52.26)、埼玉県(50.40)、秋田県(48.24)、千葉県(48.09)、宮崎県(45.00)、福岡県(43.71)、神奈川県(43.22)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は1,335例と第51週以降減少が続いている。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約77%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では新潟県(0.93)、富山県(0.72)、宮崎県(0.72)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では富山県(6.00)、大分県(5.64)、福井県(4.91)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では大分県(15.0)、熊本県(12.7)、福井県(11.6)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(3.22)、佐賀県(2.87)、鹿児島県(2.63)が多い。手足口病の定点当たり報告数は第4週以降減少が続いている。都道府県別では福井県(0.50)、石川県(0.48)、香川県(0.47)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では鳥取県(1.32)、島根県(0.87)、愛媛県(0.62)が多い。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では沖縄県(0.18)、栃木県(0.10)、高知県(0.10)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は増加した。都道府県別では岩手県(0.15)、長野県(0.11)、福岡県(0.05)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では山形県(2.47)、新潟県(1.68)、愛媛県(1.46)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は横ばいであり、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では埼玉県(3.22)、青森県(3.00)、沖縄県(2.86)が多い。