(IASR Vol. 41 p151-152: 2020年8月号)
わが国のカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)の疫学は, これまで大規模医療機関を中心とした研究や院内感染事例が主に報告されてきた1-3)。中小規模医療機関は, 一般的な細菌検査を中心に行う民間の衛生検査所に外注することが多いことから, 分離されたCREのうち, 問題となることの多いカルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌(CPE)の割合に関する情報は乏しかったと考えられる。
続きを読む: 中小規模医療機関におけるカルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症
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