(IASR Vol. 41 p204-205: 2020年11月号)
インフルエンザワクチンの有効性研究は, 「複数シーズンにわたり, 統一的な疫学手法で継続的に有効性をモニタリングする」という考え方が主流になっている。欧米諸国で採用されている疫学手法は, 症例・対照研究の一種であるtest-negative designである。検査確定インフルエンザを結果指標としながらも, 受診行動に起因するバイアスを制御できるという利点がある1-4)。
続きを読む: 3歳未満小児におけるインフルエンザワクチンの有効性:2018/19シーズン(厚生労働省研究班報告として)
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