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感染症発生動向調査における「つつが虫病」と「日本紅斑熱」届出報告死亡例の検討

(IASR Vol. 38 p.124-126: 2017年6月号)

つつが虫病と日本紅斑熱は, 1999年4月施行の感染症法に基づく全数把握の4類感染症である。両疾患とも抗菌薬が著効し, 耐性菌も問題となっていないが, 今なお死亡例が発生する。本稿では, 1999年4月~2016年12月までに報告されたそれぞれの疾患の死亡例の疫学情報を記述し, さらに現行の届出項目となった2006年4月以降の届出について, 届出票に記載された症状, 発病から受診および死亡までの日数についてまとめ, 報告する(2017年4月27日現在報告数)。

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