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WHO西太平洋地域におけるハンセン病

(IASR Vol. 39 p20-22: 2018年2月号)

世界と西太平洋地域におけるハンセン病

1991年のハンセン病制圧に関する世界保健機関(WHO)総会決議以来, 世界のハンセン病対策はめざましい成果を挙げた。各国政府によるコミットメントと対策の強化, 日本財団や笹川記念保健協力財団をはじめとする国際パートナーによる協力により, 公衆衛生問題としてのハンセン病の制圧(有病率人口10万対1以下と定義された)は2000年に達成された。これまでに1,600万人以上の患者が多剤併用療法(multidrug therapy: MDT)により救われている1)

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan