(IDWR 2004年第25号)

 広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis ) に起因する疾病で、好酸球性髄膜脳炎、あるい は好酸球性髄膜炎を惹起し、髄液の好酸球増多が特徴である。眼型もある。本虫は東南アジ ア、太平洋諸島を初めとしてほぼ全世界に分布しているが、ヨーロッパ、南米からは未だ報告がない。本邦では沖縄に症例が多いが、本土における症例も増加し つつある。感染は第3期感染幼虫の経口摂取による。

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