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成人侵襲性肺炎球菌感染症に対する23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンの有効性

(IASR Vol. 39 p115-117: 2018年7月号)

背景と目的

2014年より65歳以上成人および60~65歳の基礎疾患を有する者に対して23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(23-valent pneumococcal polysaccharide vaccine, PPSV23)が定期接種として使用されるようになった。成人の侵襲性肺炎球菌感染症(invasive pneumococcal disease: IPD)に対するPPSV23の有効性については, 海外(米国, 西欧諸国)から複数の報告があるが1-6), 本邦における同様の報告は我々の知る限りない。

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