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ワクチン接種率が低い集団に端を発した麻疹集団発生事例の報告

(IASR Vol. 40 p60-61: 2019年4月号)

2015年3月に世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局(WPRO)から日本は麻疹の排除状態であることが認定された。麻疹排除維持のため, 麻疹ウイルスが輸入されても流行を拡大させないために, 2回のワクチン接種の接種率を95%以上に維持し, 麻疹に対する抗体保有率を高く維持すること, サーベイランスを強化し, 患者の早期発見, 適切な感染拡大予防策を講じることができる等の対策の継続・強化が求められている。

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