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外国人観光客を発端とした麻しんアウトブレイクの行政対応―沖縄県

(IASR Vol. 40 p53-54: 2019年4月号)

2018年3月20日, 沖縄県で4年ぶりとなる麻しんが確認された。患者は外国人観光客で, 麻しんを発症し感染力のある状態で3日間にわたり沖縄本島内を観光したため, 感染者は県内全土に広がり, 101人が報告された1,2)。さらに, 県内で感染した者が県外で発症し, 東京都, 神奈川県で各1名, 愛知県では本流行に関連した麻しん患者が21名確認された3)。以下にその行政対応の概要について報告する。

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