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風しんの定期接種制度の変遷について

(IASR Vol. 40 p130-131:2019年8月号)

1.風しんについて

風しんは, 発熱, 発疹, リンパ節腫脹を特徴とする風しんウイルスによる感染性疾病である。一般的には症状は軽症で予後良好であるが, 罹患者の5,000~6,000人に1人程度が脳炎や血小板減少性紫斑病を発症し, また, 妊婦が妊娠20週頃までに感染すると, 白内障, 先天性心疾患, 難聴等を特徴とする先天性風しん症候群の児が生まれる可能性がある。

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