新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報

公開講座

令和6年度 国立感染症研究所研究発表会(学生・若手研究者対象 研究部紹介)

国立感染症研究所では、ウイルス・細菌・真菌・寄生虫等による各種感染症の克服に向け、数々の基礎・臨床研究に取り組んでいます。 感染症研究を志す若手研究者・医療関係者・学生の皆様のご参加を歓迎します。  2024年5月25日(土)13:00〜18:00 Zoom Webinarで開催いたします。参加を希望...

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令和6年度 感染研市民公開講座 知らなかった、感染症の「へぇー、そうだったんだ!」 (全6回)

掲載日:2024年5月8日 オンライン企画(世界中どこからでも視聴可能!) 令和6年度 国立感染症研究所 感染研市民公開講座知らなかった、感染症の「へぇー、そうだったんだ!」 ポスターPDF 感染症にまつわる、普段なかなか聞くことができないさまざまな「へぇー、そうだったん...

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IASR最新号 特集記事

IASR 45(4), 風疹・先天性風疹症候群 2024年2月現在

  風疹・先天性風疹症候群 2024年2月現在 (IASR Vol. 45 p51-52: 2024年4月号)   風疹は風疹ウイルスによる急性感染症であり, 発熱, 発疹, リンパ節腫脹を主徴とする。風疹に対する免疫が不十分な妊婦が風疹ウイル...

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令和3年7月1日からの大雨に伴い7月3日に発生した静岡県熱海(あたみ)市における大規模な土石流の被害が日々甚大なものとして明らかになっています。亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

国立感染症研究所では7月1日からの大雨被害に対して適時のリスク評価を行ってきましたが、今夏も折々の豪雨や台風などの災害級の大雨の発生時には、同様な被害がもたらされる可能性があることから、被災地の避難所、ボランティア作業での感染症発生リスクに向けた感染症対策について、地域(ここでは本州南部を想定)の最近の感染症発生動向を勘案し、全般的に今夏の水害に共通するリスク情報としてまとめた以下の表を紹介します。

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避難所における感染症発生のリスクアセスメント(https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/RA/r2-7-03.pdf)も合わせてご参考ください。表の解説については避難所におけるリスクアセスメントの方法・考え方について(https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disasters/RAguidance20160419.pdf)をご覧ください。

なお、被災地でボランティアを計画されている皆様の感染症予防については、こちらのページをご参照ください(https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/RA/r2-7-04.pdf)。令和3年7月時点での新型コロナウイルス感染症に関する追記事項としては、ボランティア参加者は、それぞれの新型コロナワクチンで必要な回数のワクチンを受けて2週間以上経過していることが望ましい点となります。

ワクチンで予防可能な疾患については、定期接種対象者が、平時にワクチンの接種を済ませておくことが重要です。済ませていない場合、速やかにワクチンを接種することが重要であり、避難所での感染対策にも有効ですが、被災中は実施主体である自治体の予防接種実施体制も影響をうけることが予想されます。そのため、本文中では定期接種の必要性を言及していませんが、被災地の実情に合わせ、定期接種の早めの接種もご検討ください。第5期定期接種対象年齢の男性(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれ)は、クーポン券を使って、なるべく早めに風疹の抗体検査と、抗体価が低い場合はワクチンの接種を受けておくことが大切です。


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