国立感染症研究所

生労働省検疫所 FORTH(フォース)ホームページより、ジカウイルス感染症関連の記事をピックアップしています。

 

IASR-logo

蚊媒介ウイルス感染症:ジカウイルス感染症・チクングニア熱・デング熱、2011年~2016年6月

(IASR Vol. 37 p. 119-121: 2016年7月号)

蚊媒介ウイルス感染症は感染症法に基づく感染症発生動向調査の4類感染症に指定されている(表1)。本稿で扱うジカウイルス感染症・チクングニア熱・デング熱は急性熱性感染症で, 主な症状は発熱, 発疹, 関節痛等であるが, 症状のみでの鑑別は難しく, また無症候感染例も多い(届出基準:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html)。これら3疾患の大部分は国外感染例(輸入症例)であるが, 2014年に約70年ぶりにデング熱の国内流行が発生した(IASR 36: 33-35, 2015)。

IASR-logo

タイ・サムイ島から帰国後にジカ熱と診断された日本人旅行者の1例

(IASR Vol. 35 p. 243-244: 2014年10月号)

タイ国のサムイ島に渡航した後、ジカ熱(Zika fever)と診断された輸入症例を報告する。なお、今回の症例は本邦3例目のジカ熱症例であり、東南アジアからの初輸入症例である。

 

logo40

フランス領ポリネシア・ボラボラ島帰国後にZika feverと診断された日本人旅行者の2例

(IASR Vol. 35 p. 45-46: 2014年2月号)

 

フランス領ポリネシアのボラボラ島に渡航した後、Zika熱(Zika fever)と診断された輸入症例2例を報告する。今回の2症例は本邦で初めてZika feverと診断された症例である。

IASR-logo

中南米における流行から初めてとなる,国内におけるジカウイルス感染症の発生例

(IASR Vol. 37 p.237-238: 2016年11月号)

ジカウイルス感染症は発熱や発疹などを引き起こす蚊媒介感染症である。わが国において,4類感染症として位置づけて以来初めてとなるジカウイルス感染症患者の発生例を経験したため報告する。

IASR-logo

日本国民のジカウイルス感染症の知識に関する調査

(IASR Vol. 38 p.65-66: 2017年3月号)

中南米や南太平洋などでジカウイルス感染症(ジカ熱)の流行が発生しており, 日本から流行地域への渡航者にとっても十分な予防対策の実施が求められている。また, 今後, 国内流行が発生する事態に備えた国民への情報提供も必要である。そこで, 日本国民にジカ熱予防のための適切な情報提供を行うことを目的に, ジカ熱の知識状況に関するアンケート調査を行ったので報告する。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

Top Desktop version