複数国で報告されているエムポックスについて
(第7報)
2024年3月21日時点
国立感染症研究所
概要
第6報からの変更点
国内外での発生状況の更新
クレードIエムポックスウイルスに関する記載の追加
治療薬、ワクチン、臨床症状に関する知見の更新
目次
従来のエムポックスについて
国外の状況
国内の状況
国内における対策
ワクチンについて
治療薬について
動物におけるエムポックス
コンゴ民主共和国におけるクレードI によるエムポックスの流行について
2023年12月22日時点
国立感染症研究所
概要
複数国で報告されているエムポックスについて
(第6報)
2023年11月8日時点
国立感染症研究所
概要
第5報からの変更点
国内外での発生状況の更新
治療薬、ワクチンに関する知見の更新
国内における対策の更新
目次
従来のエムポックスについて
国外の状況
国内の状況
国内における対策
ワクチンについて
治療薬について
動物におけるエムポックス
エムポックス*(下記脚注参照)は, オルソポックスウイルス属に属するモンキーポックスウイルス(別名エムポックスウイルス: MPXV)の感染によって起こる感染症で, 感染症法上の4類感染症に指定されている。MPXVは主に感染動物や, 感染患者の血液・体液・皮膚病変との接触により伝播することが知られてきた。MPXVの自然宿主は現在も明らかになっていないが, アフリカの熱帯雨林に生息するげっ歯類が自然宿主であり, サルなどの哺乳類は偶発的に発生する宿主である可能性が高い。流行はアフリカ地域でみられてきたが, アフリカ地域以外の輸入感染事例としてヒト集団におけるアウトブレイクが発生したのは2003年の米国での事例が初めてである。この事例では, ガーナから輸入されたげっ歯類に感染していたMPXVがプレーリードッグに伝播し, そのプレーリードッグとの接触が原因とされ, ヒトからヒトへの伝播は確認されていない。他にもナイジェリア国内で動物から感染したと思われる複数の感染者が, イスラエル, 英国, シンガポール, 米国を訪問し, そこで輸入症例として確認された事例がある。これらの事例でもヒトからヒトへの伝播は院内感染1例, 家族間感染2例にとどまっていた(本号3ページ)。
複数国で報告されているエムポックスについて
(第5報)
2023年5月10日時点
2023年5月26日一部改訂
国立感染症研究所
概要
第4報からの変更点
国内外での発生状況の更新
治療薬、ワクチンに関する知見の更新
目次