水痘とは

(IDWR 2001年第24号)  水痘は、水痘帯状疱疹ウイルス(varicella zoster virus;VZV)によって起こる急性の伝染性疾患である。19世紀の終わりまでは、水痘と天然痘は明確に区別されていなかった。1875年 Steinerによって、水痘患者の水疱内容を接種することによって水痘が発症することが示され、1888年von Bokayによって、水痘に感受性のある子どもが、帯状疱疹の患者との接触によって水痘が発症することが確認された。1954年にThomas Wellerによって、水痘患者および帯状疱疹患者いずれの水疱からもVZVが分離されることが確認された。その後の研究によって1970年代に日本で水 痘ワクチンが開発され、現在水痘の予防に使用されている。

続きを読む

疫学情報

感染症発生動向調査(IDWR)

病原微生物検出情報(IASR)


感染症サーベイランス情報のまとめ・評価(水痘)

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan