カテゴリ: IASR 速報記事 公開日 2018年1月30日(火曜)14:50
(掲載日 2018/1/30) (IASR Vol. 39 p24-25: 2018年2月号)
横浜市においては2017/18シーズン最初の9月に山形系統のB型インフルエンザウイルス(以下B型ウイルス)による集団感染が発生し、初発区では2カ月以上地域流行みられた。11月以降、AH1pdm09インフルエンザウイルス(以下AH1pdm09ウイルス)による流行が拡大しているが、他区でも山形系統のB型ウイルスによる集団発生や定点医療機関からの分離・検出が続いている。2017/18シーズンは当初からB型ウイルスが先行するこれまでに経験のない流行像であるため、B型ウイルスの分離・検出状況とウイルス学的性状について報告する。