千葉県松戸保健所の管内において、2016年7月26日に遺伝子検査で確定した症例を発端とした麻しんのアウトブレイクが発生し、疫学的接点のある合計13例の麻しん症例が確認された(表)。保健所と関係機関は継続した接触者調査やワクチン接種勧奨など感染拡大防止策を実施し、新規症例の発生の減少を認め、終息に至っている。本アウトブレイクは、遺伝子型D8の麻疹ウイルスによるものであり、ほぼ同時期に発生した関西国際空港職員等における麻しん症例の集積は、遺伝子型H1の麻疹ウイルスによるものと発表されている。
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