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集団感染事例から検出されたEscherichia albertii について―広島県

(IASR Vol. 37 p. 100-101: 2016年5月号)

Escherichia albertiiは, 2003年に新種として発表された菌種であり, 非運動性で生化学的な反応性に乏しく, 腸管病原性大腸菌(EPEC)の病原性関連因子であるeaeを保有する。また, 一部の菌株はVero毒素のうちVT2f(Stx2f)の遺伝子を保有する1,2,4)。わが国でのヒトへの感染事例は, 熊本県や秋田県, 福岡市などで報告がある2-4)

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