(IASR Vol. 39 p217-218: 2018年12月号)
Human orthopneumovirus(human respiratory syncytial virus: HRSV)においては, G遺伝子に60塩基または72塩基の重複配列を有する変異株が出現後, 急速に世界各地に伝播し, 現在は主要な流行株となっている1,2)。近年, HRSVと同じニューモウイルス科に属するHuman metapneumovirus(HMPV)において, G遺伝子に180塩基または111塩基の重複配列を有する変異株が出現した3-5)。これらの変異株の横浜市における検出状況について報告する。