IDWRchumoku 注目すべき感染症 ※PDF版よりピックアップして掲載しています。

◆直近の新型コロナウイルス感染症の状況(2021年5月21日現在)

 

 2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において確認され、2020年1月30日、世界保健機関(WHO)により「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言され、3月11日にはパンデミック(世界的な大流行)の状態にあると表明された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2021年5月21日15時現在、感染者数(死亡者数)は、世界で165,529,392例(3,430,363例)、194カ国・地域(集計方法変更:海外領土を本国分に計上)に広がった(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18783.html)。

国立感染症研究所
(掲載日:2021年5月18日)

国内では2021年2月14日に医薬品医療機器等法に基づいてPfizer/BioNTechの新型コロナワクチンが製造販売承認され、2月16日には政省令の改正が実施されました。2月17日から予防接種法に基づく臨時接種として医療従事者を対象に接種が始まり、4月12日からは高齢者への接種も始まっています。Moderna/NIAIDおよびOxford University/ AstraZenecaの新型コロナワクチンについては現在のところ、製造販売承認に向けた審査が行われているところです。

現在、国内外では変異株の感染拡大ならびにワクチン接種率の増加に伴い、新型コロナウイルス感染症( 以下、COVID-19 ) の発生動向に変化が見られ始めています。そこで、第2報として、下記にあげた新型コロナワクチンに関する最近のトピックスについて概要をまとめました。今後の情報をもとに、随時更新していく予定です。

  • 日本で使用中または使用が検討されている新型コロナワクチンの種類、組成、ベクターについて
  • SARS-CoV-2感染歴のある者に対する接種
  • 小児を対象とした新型コロナワクチンの臨床試験
  • 有効性の持続期間と今後の接種スケジュールの展望
  • 新規変異株に対するワクチン有効性について
  • 参考:各変異株の概要
新型コロナワクチンについて(2021年5月10日現在)

IDWRchumoku 注目すべき感染症 ※PDF版よりピックアップして掲載しています。

◆直近の新型コロナウイルス感染症およびRSウイルス感染症の状況(2021年5月7日現在)

 

新型コロナウイルス感染症:

 2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において確認され、2020年1月30日、世界保健機関(WHO)により「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言され、3月11日にはパンデミック(世界的な大流行)の状態にあると表明された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2021年5月7日15時現在、感染者数(死亡者数)は、世界で155,654,575例(3,252,142例)、194カ国・地域(集計方法変更:海外領土を本国分に計上)に広がった(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18450.html)。

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◆直近の新型コロナウイルス感染症の状況(2021年4月22日現在)

 

 2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において確認され、2020年1月30日、世界保健機関(WHO)により「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言され、3月11日にはパンデミック(世界的な大流行)の状態にあると表明された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2021年4月22日15時現在、感染者数(死亡者数)は、世界で143,526,752例(3,056,067例)、194カ国・地域(集計方法変更:海外領土を本国分に計上)に広がった(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18206.html)。

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新型コロナウイルス感染症患者が使用したリネン類等を扱う時の感染リスクと安全かつ効果的なクリーニング方法

(速報掲載日 2021/4/30) (2022年3月8日黄色部分改訂) (IASR Vol. 42 p121-123: 2021年6月号)
 

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こす新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は, 飛沫感染, 接触感染, 特殊な状況下での空気感染を起こす1)。患者が使用したリネン類等は, その回収やクリーニングをする際の感染リスクが不明であり, 宿泊療養施設や病院では, 一様に破棄されていることが少なくない。そこで, これら施設において, 患者使用後のリネン類等を扱う際の感染の可能性と, 様々な洗濯方法における感染性のあるウイルス残留に対する効果を調べた。

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廃棄物を扱う際に接触感染が疑われた清掃員や医療従事者のSARS-CoV-2感染

(速報掲載 日 2021/4/27) (2021年6月25一部改訂) (IASR Vol. 42 p119-121: 2021年6月号)
 

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染経路は飛沫感染が中心だが, 接触感染や特殊な環境下での空気感染の可能性が示唆されている1,2)。国内で医療機関における感染対策は改善してきているが, アウトブレイク発生医療施設において, 施設管理に関わる清掃員や医療従事者の直接的, または間接的な接触感染が疑われる感染事例が確認された。本報告では, その原因を探ることにした。

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新型コロナウイルス感染症(新規変異株)の積極的疫学調査(第1報)

(速報掲載日 2021/4/23) (2021年6月25一部改訂) (IASR Vol. 42 p117-119: 2021年6月号)
 
目 的

 本調査は, 厚生労働省健康局結核感染症課名にて協力依頼として発出された, 感染症法第15条第2項の規定に基づいた積極的疫学調査(健感発0315第3号, 令和3年3月15日, https://www.mhlw.go.jp/content/000753875.pdf)に基づいて集約された, 医療機関から寄せられた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)新規変異株患者の疫学情報・臨床情報に関する, 第1回目の暫定的なまとめである。2021年4月15日時点の状況を報告する。

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新型コロナウイルス感染症症例(2020年2月17日~5月31日報告)における感染経路判明の有無とその後の感染伝播に関する考察

(IASR Vol. 42 p82-84: 2021年4月号)

 

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は3密(密閉, 密集, 密接)条件により, 感染伝播が助長され, 特定の感染者との接触が確認できない場合でも, 行動歴の中で3密のいずれか, または複数の条件に該当するような状況下にあった場合にはそこで感染を受けた可能性がある。曝露状況(時, 人, 場所)の情報に基づき, さらなる感染者が想定される際には, 早期探知をすることで感染伝播を抑制することが期待される。

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富山県内新型コロナウイルス感染症患者からのウイルス分離解析―富山県衛生研究所

(IASR Vol. 42 p84-86: 2021年4月号)

 
はじめに

 富山県では2020年3月30日~5月18日の期間に, 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)227例が報告された。当所では, そのうち193例について遺伝子検査を実施し, 再検査分を含め406検体(鼻腔ぬぐい液:405検体, 喀痰:1検体)で陽性と判定した。また, ゲノム確定できた145検体については国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究センターとの共同研究で塩基変異を基にしたゲノムネットワーク解析を行い, 遺伝子配列からみた富山県内の同時期の感染拡大状況について報告している1)。ただ, 遺伝子検査で陽性であっても, 検体中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染性の有無は判断できない。そこで, 当所の遺伝子検査で陽性となった検体を用いて, 培養細胞におけるウイルス分離検査を行い, 分離培養成績と陽性確定からの検体採取日数およびリアルタイムPCR法におけるCt値との相関について解析を行い, 感染性の有無について評価した。

IDWRchumoku 注目すべき感染症 ※PDF版よりピックアップして掲載しています。

◆直近の新型コロナウイルス感染症およびRSウイルス感染症の状況(2021年4月9日現在)

 

新型コロナウイルス感染症:

 2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において確認され、2020年1月30日、世界保健機関(WHO)により「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言され、3月11日にはパンデミック(世界的な大流行)の状態にあると表明された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2021年4月9日15時現在、感染者数(死亡者数)は、世界で133,810,599例(2,901,126例)、194カ国・地域(集計方法変更:海外領土を本国分に計上)に広がった(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17971.html)。

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