国立感染症研究所

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bac 2024 04
Multimodal inhibitory effect of matcha on Porphyromonas gingivalis

Nakao R, Takatsuka A, Mandokoro K, Narisawa N, Ikeda T, Takai H, Ogata Y.

Microbiology Spectrum.
DOI: https://doi.org/10.1128/spectrum. 03426-23 0:e03426-23.

歯周病は、日本人が歯を喪失する最大の原因となっており、新たな予防および治療法の開発が望まれている。本論文において、抹茶は歯周病原細菌Porphyromonas gingivalisの菌体表層の正常な構造と機能を喪失させる効果と、同菌のFimA線毛に作用して菌同士を凝集させる効果を有することが明らかとなった。また、抹茶に含まれる増殖阻害活性等を示す主要なカテキン類が同定された。さらに、アズレン、麦茶、抹茶の含嗽による歯周病に対する効果を調べた所、抹茶で含嗽を行った患者のみが、介入前と比べてP. gingivalisの菌数を有意に減少させて、4〜5 mmの深さの歯周ポケットを改善させる傾向を認めた。以上より、抹茶の多面的な抗菌活性に立脚した新しい歯周病の制御手段の確立が期待される。

本研究は、抹茶と健康研究会及びJSPSの支援を受けて実施された。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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