(IDWR 2005年第8号掲載) インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症であるが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」である。
2012年第36週~2013年第4週の累積では(図2)、AH1pdm09が15都道府県から31件、AH3亜型が44都道府県から789件(速報参照:横浜市)、B型はビクトリア系統株が7府県から27件(速報参照:長野県)、山形系統株が9府県から23件(速報参照:広島県)、系統不明株が7都府県から11件報告されている。
2012年第51週~2013年第3週の5週間では(図3)、AH1pdm09が7道県から14件(山形県、兵庫県各3件、北海道、三重県、高知県各2件、神奈川県、新潟県各1件)、AH3亜型が34都道府県から449件(神奈川県79件、兵庫県34件、北海道、和歌山県各25件、栃木県24件、三重県21件、東京都20件、長野県19件、岡山県18件、大阪府17件、熊本県13件など)、B型はビクトリア系統株が5府県から12件(愛知県6件、静岡県、兵庫県各2件、長野県、大阪府各1件)、山形系統株が7府県から11件(三重県、兵庫県各3件、福井県、大阪府、和歌山県、島根県、広島県各1件)、系統不明株が2県から2件(福井県、高知県各1件)報告されている。
このうち、輸入例からの検出報告はなかった。
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