(IDWR 2005年第8号掲載) インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症であるが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」である。
2012年第36週~2013年第5週の累積では(図2)、AH1pdm09が16都道府県か39件、AH3亜型が45都道府県から1,276件(速報参照:横浜市)、B型はビクトリア系統株が11府県から37件(速報参照:長野県)、山形系統株が11府県から37件(速報参照:広島県)、系統不明株が11都府県から20件報告されている。
2012年第52週~2013年第4週の5週間では(図3)、AH1pdm09が9府県から19件(山形県6件、兵庫県3件、神奈川県、三重県、高知県各2件、茨城県、新潟県、大阪府、島根県各1件)、AH3亜型が36都道府県から738件(神奈川県155件、兵庫県64件、茨城県55件、山形県39件、山口県29件、和歌山県27件、三重県25件、大分県24件、東京都、長崎県各23件、北海道、長野県各22件など)、B型はビクトリア系統株が8府県から15件(長野県、大阪府、兵庫県各3件、静岡県2件、茨城県、和歌山県、島根県、福岡県各1件)、山形系統株が10府県から25件(三重県6件、兵庫県5件、広島県4件、福井県、和歌山県、島根県各2件、秋田県、神奈川県、長野県、大阪府各1件)、系統不明株が6県から10件(神奈川県、福井県各3件、奈良県、和歌山県、高知県、佐賀県各1件)報告されている。
このうち、輸入例からの検出報告はなかった。
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