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発生動向総覧 〈第30週コメント〉 8月2日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 インフルエンザ:定点当たり報告数は減少した。都道府県別では沖縄県(19.83)、鹿児島県(0.22)、新潟県(0.19)、福岡県(0.13)が多い。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は609例と3週連続で増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約80%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では鹿児島県(1.25)、福井県(1.00)、熊本県(0.85)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第25週以降減少が続いている。都道府県別では北海道(2.31)、愛媛県(2.30)、山形県(2.00)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第22週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別では大分県(6.7)、島根県(5.9)、宮崎県(5.7)が多い。水痘の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では徳島県(1.57)、北海道(1.22)、山形県(1.17)が多い。手足口病の定点当たり報告数は第19週以降増加が続いている。都道府県別では新潟県(11.32)、青森県(6.95)、福井県(6.05)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別では岩手県(0.93)、岐阜県(0.51)、高知県(0.50)が多い。百日咳の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では大分県(0.19)、高知県(0.13)、沖縄県(0.12)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では東京都(7.60)、宮崎県(7.22)、和歌山県(6.97)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では大分県(1.69)、宮城県(1.40)、岩手県(1.33)が多い。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では栃木県(4.57)、群馬県(3.75)、福島県(2.86)、愛知県(2.57)が多い。 |
2012年第30週(第30号)
(7月23日~7月29日)発生動向総覧/病原体情報(ヒトから検出されているVero毒素産生性大腸菌2012年)/海外感染症情報(ウガンダでエボラ出血熱が発生しています/インフルエンザ)〔2012年8月10日発行〕
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発生動向総覧 〈第29週コメント〉 7月25日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの) 全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 インフルエンザ:定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別では沖縄県(21.10)、鹿児島県(0.42)、福井県(0.09)、新潟県(0.08)が多い。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症のの報告数は405例と2週連続で増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約80%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別では福井県(1.00)、佐賀県(0.91)、鹿児島県(0.87)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第25週以降減少が続いている。都道府県別では北海道(2.49)、愛媛県(2.24)、宮崎県(1.92)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第22週以降減少が続いている。都道府県別では大分県(7.8)、島根県(6.4)、宮崎県(5.9)が多い。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では長野県(1.74)、福島県(1.60)、徳島県(1.22)が多い。手足口病の定点当たり報告数は第19週以降増加が続いている。都道府県別では新潟県(8.58)、福井県(5.86)、青森県(5.54)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では長野県(0.81)、岩手県(0.65)、高知県(0.53)が多い。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では高知県(0.20)、千葉県(0.11)、広島県(0.10)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は減少した。都道府県別では東京都(8.30)、宮崎県(8.14)、埼玉県(8.06)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では大分県(2.14)、三重県(1.18)、岩手県(1.13)、山形県(1.13)が多い。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では栃木県(3.86)、福島県(3.29)、石川県(2.40)、青森県(2.33)が多い。 |
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発生動向総覧 〈第28週コメント〉 7月18日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 インフルエンザ:定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別では沖縄県(15.10)、鹿児島県(0.94)、宮崎県(0.12)、長崎県(0.11)が多い。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では佐賀県(1.43)、鹿児島県(1.24)、徳島県(0.91)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第25週以降減少が続いている。都道府県別では宮崎県(3.22)、山形県(3.17)、福井県(2.91)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第22週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では大分県(8.6)、山形県(7.7)、宮崎県(7.0)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では福島県(1.85)、山形県(1.80)、千葉県(1.77)が多い。手足口病の定点当たり報告数は第19週以降増加が続いている。都道府県別では福井県(9.86)、新潟県(7.18)、青森県(5.73)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では高知県(0.97)、長野県(0.72)、岩手県(0.68)が多い。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では高知県(0.43)、岩手県(0.13)、徳島県(0.13)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第19週以降増加が続いている。都道府県別では宮崎県(10.78)、群馬県(8.85)、埼玉県(8.33)、大分県(8.08)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では大分県(1.67)、山形県(1.37)、岐阜県(1.23)が多い。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では栃木県(3.71)、福島県(3.43)、青森県(3.00)、群馬県(2.38)が多い。 〈6月コメント〉 ●月別推移
●男女別・年齢階級別 年齢群毎にみた定点当たり報告数の男女の比較では、性器クラミジア感染症では10~29歳の4つの年齢群、性器ヘルペスウイルス感染症では15~39歳、55~64歳、70歳以上の8つの年齢群、尖圭コンジローマでは15~24歳の2つの年齢群という比較的低い年齢層を中心に女性が男性より多く、他の年齢群は同値あるいは男性が多かった。淋菌感染症では15~19歳の年齢群で同値で、他のすべての年齢群で男性が女性より多かった。ただし、性感染症定点は泌尿器科系、婦人科系および皮膚科系などの診療科から構成されており、男女の比較については各地域におけるそれらの比率等の影響を受ける可能性がある。 ●若年齢層での推移
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2012年第28週(第28号)*6月報含む
(7月9日~7月15日)発生動向総覧 /注目すべき感染症(腸管出血性大腸菌感染症)/病原体情報(コクサッキーウイルスA9型 2012年)/海外感染症情報(インフルエンザ) 〔2012年7月27日発行〕