国立感染症研究所

TLR2とMincleによる連続した感知は未熟骨髄系細胞に劇症型溶血性レンサ球菌感染症に対する防御免疫を誘導させる

immunology 2016 1Sequential sensing by TLR2 and Mincle directs immature myeloid cells to protect against invasive group A streptococcal infection in mice.

Matsumura T, Ikebe T, Arikawa K, Hosokawa M, Aiko M, Iguchi A, Togashi I, Kai S, Ohara S, Ohara N, Ohnishi M, Watanabe H, Kobayashi K, Takeyama H, Yamasaki S, Takahashi Y, Ato M

Cell Rep. 2019 Apr 9;27(2):561-571.e6. doi: 10.1016/j.celrep.2019.03.056.

劇症型溶血性レンサ球菌感染症は約30 %が死亡する致死率の高い感染症であり、その大部分がA群レンサ球菌の感染によって引き起こされる。

免疫部と細菌第一部の研究グループが以前発見したインターフェロンγ産生未熟骨髄系細胞(γIMCs)は劇症型感染マウスモデルにおいて宿主防御に寄与するが、その防御機構の詳細は不明であった。今回、研究グループは、γIMCsにおいてToll様受容体2によるレンサ球菌の感知によりインターロイキン6が誘導され、オートクラインおよびパラクラインにインターロイキン6が作用し、γIMCs上のC型レクチン受容体Mincleが発現増強されることがインターフェロンγ産生に必須であるというシークエンシャル・センシング機構を見出した。今後、本防御機構を利用した新規免疫学的治療法の開発が期待される。

 

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