国立感染症研究所

日本に於ける異性間性的接触による男性梅毒症例と女性梅毒症例の届出数の増加、2012~2016

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Rapid Increase in Reports of Syphilis Associated With Men Who Have Sex With Women and Women Who Have Sex With Men, Japan, 2012 to 2016.

Takahashi T, Arima Y, Yamagishi T, Nishiki S, Kanai M, Ishikane M, Matsui T, Sunagawa T, Ohnishi M, Oishi K.

Sex Transm Dis. 2018 Mar;45(3):139-143.

梅毒は、主に性的接触により感染する細菌感染症であり、5類感染症として届出が義務付けられている。近年、届出数が増加しており、2016年は1974年以来、初めて4000例を超えた。

2012年~2016年に、梅毒症例の届出数は毎年増加したが、病期別には、感染早期の発生動向を反映する早期顕症梅毒の増加率が最も高かった。早期顕症梅毒に限定し、都道府県別、感染経路別、性別・年齢群別の記述疫学をまとめた。東京都の届出数と人口当たり届出率が共に最多であったが、2016年には東京都が全届出に占める割合が減少した。男性異性間と女性異性間の届出数は並行して増加し、2016年にはそれぞれ男性同性間を上回った(図)。女性異性間症例は20代に集中しており、先天梅毒症例数は、2012年から継続して増加した。梅毒への対応は公衆衛生上重要である。

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