国立感染症研究所

国立感染症研究所
(掲載日:2021年5月18日)

国内では2021年2月14日に医薬品医療機器等法に基づいてPfizer/BioNTechの新型コロナワクチンが製造販売承認され、2月16日には政省令の改正が実施されました。2月17日から予防接種法に基づく臨時接種として医療従事者を対象に接種が始まり、4月12日からは高齢者への接種も始まっています。Moderna/NIAIDおよびOxford University/ AstraZenecaの新型コロナワクチンについては現在のところ、製造販売承認に向けた審査が行われているところです。

現在、国内外では変異株の感染拡大ならびにワクチン接種率の増加に伴い、新型コロナウイルス感染症( 以下、COVID-19 ) の発生動向に変化が見られ始めています。そこで、第2報として、下記にあげた新型コロナワクチンに関する最近のトピックスについて概要をまとめました。今後の情報をもとに、随時更新していく予定です。

  • 日本で使用中または使用が検討されている新型コロナワクチンの種類、組成、ベクターについて
  • SARS-CoV-2感染歴のある者に対する接種
  • 小児を対象とした新型コロナワクチンの臨床試験
  • 有効性の持続期間と今後の接種スケジュールの展望
  • 新規変異株に対するワクチン有効性について
  • 参考:各変異株の概要
新型コロナワクチンについて(2021年5月10日現在)

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