国立感染症研究所

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腸管出血性大腸菌感染症 2019年3月現在

(IASR Vol. 40 p71-72: 2019年5月号)

腸管出血性大腸菌(EHEC)感染症はVero毒素(Vero toxin:VTまたはShiga toxin: Stx)を産生, またはVT遺伝子を保有するEHECの感染によって起こり, 主な症状は腹痛, 水様性下痢および血便である。嘔吐や38℃台の発熱を伴うこともある。VT等の作用により血小板減少, 溶血性貧血, 急性腎不全をきたして溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こし, 脳症などを併発して死に至ることがある。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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