FETP-J
実地疫学専門家養成コース 修了生からのメッセージ研修員募集
 
 
 
23期生としてFETPに自治体から参加させていただきました。参加する以前は感染症の業務をしたことがありませんでしたが、2年間の研修を通じて感染症を一から勉強することができ、特に新型コロナウイルスのクラスタ―対策業務が複数あったため、実地疫学について多くの経験を積むことができました。併せて、短期間ですがオリパラ関係の仕事や厚労省への出向など、自治体職員ではなかなか経験できないことができました。また、同期生も自治体から来られている方が多くおられ、他自治体の優良な仕組みなど、多くの情報共有およびネットワークができました。参加を希望される方で、感染症業務を全くしたことがなく不安に思われている方もおられるかもしれませんが、恐れず門をたたいてみてくださいね。(第23期)
私は自治体からの派遣でFETPに参りました。アウトブレイク調査のスキルだけでなく、サーベイランスデータの解釈や、リスク評価の考え方についても学ぶことができました。温かくご指導をいただきました先生方、研修を支えていただいたスタッフの皆様に改めて感謝申し上げます。 今後はFETP修了生の名に恥じぬよう、派遣元での感染症業務のレベルアップを目指して業務に取り組む所存です。(第23期)
23期としてFETPに参加しました。我々は、国内ではまだ約100人しかいないプロフェッショナルの一員になりました。この意味を深く胸に刻み、FETPの名に恥じないよう、今後FETPで得た知識と経験、出会いを活かし日々精進して参ります。(第23期)
私は病院勤務で院内のCOVID-19対応に携わったことがきっかけで、感染症疫学に興味を持ち、実地疫学の手法や、調査によって得られた知見の行政への還元方法について学びたいと考え、参加しました。今後は、習得したことと専門性を生かしながら、地域の公衆衛生活動にも貢献できるよう精進したいと思います。(第23期)
サーベイランスシステム評価やアウトブレイク対応、EBS等、2年間のFETP研修中に学ばせていただきました。先生方や他のFETP研修員のバックグランドも様々で、考え方や経験を聞くことができ、大変貴重な機会でした。研修中に学んだことを活かし、4月からの派遣元の業務に取り組みたいと思います。2年間、多くの方にお世話になりました。ありがとうございました。(第23期)
私は大学時代に疫学入門勉強会に参加したことがきっかけで、感染症疫学や感染対策に興味を持ちました。その後性感染症や輸入感染症の診療、免疫不全者の耐性菌に関するコンサルテーション業務に従事してきました。在留外国人の感染症症例を複数経験するなかで、実地疫学の手法や、調査によって得られた知見が行政に与える影響について学びたいと考え、参加を志望しました。今後は、習得したことと専門性を生かしながら、感染症危機管理などの公衆衛生活動に貢献できるよう精進致します。
いままで臨床医として市中病院で勤務しており、感染症科として従事してまいりました。市中感染症、HIV、輸入感染症、院内コンサルテーション、ICTなど幅広く診療し、つい先日まではCOVID-19の診療もしておりました。現在感染症危機管理及びマスギャザリングやバイオテロなど特殊セッティングでの感染症アウトブレイクに興味を持っており、臨床医として各種感染症に携わってきた経験も活かし、今度は別側面からこれらの対応について勉強していきたいと考えております。
大阪からきました。大阪から日本、そして世界平和のためにこつこつがんばります。はやくコロナウイルスを倒して、世界中の人々に笑顔を取り戻したいです。一日一善やってまいります。
茨城県から派遣FETPとして研修に参りました。茨城県では20期生に続く2代目FETPです。大学卒業後、薬剤師職で茨城県に入庁し、県立病院に勤務後、保健所で食品衛生及び薬事衛生業務、県庁でがん対策に従事しました。感染症関係業務は未経験のため、FETPで感染症や疫学に関する知識や技術を学び、派遣元での業務に還元していきたいと思います。
感染症診療を学ぶ中で感染症疫学と集団発生対応を勉強する必要性を痛感しFETPに参加しました。FETPでの幅広い活動を通じ、当初思い描いていた以上に視野を広くもつことができたと実感しています。修了後は臨床に取り組みながら、FETPで得たスキルや人脈を広げて疫学や公衆衛生につながる仕事にも挑戦しています。公衆衛生領域で活躍する人だけでなく、臨床医や国際保健に関心がある人にも有意義なコースです。
11期生としてFETPに参加させていただき、指導下さる先生方や研修仲間の先生方から非常に多くのことを学びました。また、実地疫学調査では実際に自らの足を使って調査し、皆様からたくさんのサポートを受けながらも自分なりに考え、限られた時間や環境の中で取り組んだ経験は非常に貴重なものとなりました。今後もより多くの方がこの貴重なコースを経験されることをお祈りしています。
FETP修了後、派遣元自治体の本庁に戻り感染症対策に従事し3年目になります。日々感染症に関する様々な報告や相談がありますが、FETPで学んだ手法やFETPで得たネットワークをフルに活用し、それらに応えています。FETPでは感染症対策の現場で臨機応変に対応するためのスキルを実践的に学ぶことができたと改めて実感しています。感染症対策、感染症疫学に興味のある方は、ぜひFETPの門をたたいてみて下さい。
私は感染症科医として働いていくうえで、感染症疫学、特に病院疫学を学ぶ場が国内のプログラムにはなかったことがFETPに参加した理由でした。サーベイランス、リスクアセスメント、地域・院内におけるアウトブレイクレスポンス、疫学研究、WHO西太平洋地域事務局(WPRO)派遣など、実地疫学の基本とその周辺領域を学習・実践することで、臨床経験だけでは得られない視点や考え方を学ぶことが出来ました。FETPを修了した感染症科医はまだ少数ですので、国際保健、行政、臨床、医療関連感染、微生物研究といったジャンルを問わず、分野横断的なサブスペシャリティーとしてFETP参加を考える方が増えることを期待しております。
島根県からの派遣で公衆衛生医師としてFETPに参加しました。2年の間にアウトブレイク調査やWHO西太平洋地域事務局(WPRO)への派遣など、自治体勤務では経験できない機会を与えられたこと、また、感染症発生動向調査の業務から平時の情報収集の大切さを体験できたことは自分にとっての大きな財産となっています。様々な経験を通じて、ものの見方が変わる2年間でした。これをもとに今後少しでも恩返しができるよう努力を続けます。
海上自衛隊からの派遣で13期生としてFETPに参加しました。これまで、感染症や疫学について特段の知識も技術もありませんでしたが、2年間の研修でこれらの基本的事項を習得できたと感じています。FETPで学んだ1例として「ベースラインを知り、異常(Outbreak)を見極める」という考え方は、感染症疫学に対してだけでなく、日々の業務に対しても十分に役立つものです。FETPで学んだ知識や経験を生かしてこれからも精進していきたいと考えています。
FETPの研修を終え、4月から派遣元の自治体に戻り、感染症対策担当監として勤務しています。FETPの2年間を通し、サーベイランスの意義、データの解析、リスクアセスメントからアクションにつなげる手法など感染症疫学の基本を学ばせていただきました。また、広域食中毒や院内感染のアウトブレイク調査、国際機関(WPRO)への派遣、海外での発表(TEPHINET)、英語論文の作成と、大変貴重な経験をさせていただきました。今は日々の業務に追われる毎日ですが、感染研の先生方、FETP修了生の先輩方が発信される情報を共有させていただきながら、一歩ずつFETPで学んだことを職場に生かして行きたいと思っています。
臨床医を一旦休止し、FETPに参加しました。私たちが参加した2年間は、エボラ出血熱、中東呼吸器症候群(MERS)、デング熱の国内発生など様々なアウトブレイクが発生し、感染症対応の重要性について認識が高まった時期でした。そのようなときに、FETPとして活動できたのは非常に幸運でした。他にも、国内でのアウトブレイク調査や疫学研究など他では得られない貴重な経験をすることが出来ました。昨今の状況を鑑みると、今後、感染症疫学は益々重要な分野になっていくことが予想されます。FETPで得た知識や経験を生かして、少しでも社会に貢献できるように日々精進していきたいと考えています。
私たち17期は6人と大所帯でしたが、それぞれアウトブレイク事例も複数経験させていただき、新しいプロジェクトにもいろいろと挑戦させていただくなど、とても忙しいながら充実した2年間でした。多くの知識や技術を習得できましたが、公衆衛生のシステムの理解が深まったことと、この分野の様々な方とお知り合いになれたことはとりわけ貴重な財産だと感じています。派遣元の陸上自衛隊にこちらで学んだことを持ち帰り、災害や特殊な感染症など不測の事態に備えた体制の強化に貢献したいと考えています。
17期生としてFETP修了後、現在は臨床医として病院勤務しております。FETPの2年間では、5名の同期とともに互いに協力し合いながら、それぞれの課題や調査、研究に取り組み、かなり充実した日々を過ごすことができました。とくに、災害後の感染症リスクアセスメントやサーベイランスシステム評価の手法や考え方を学ぶことができたことは貴重な経験となりました。今後はFETPで得た知識や経験を生かし、臨床と公衆衛生、両方の視点を持つ小児科医として社会に貢献して参りたいと思います。熱心にご指導下さったコーディネーターの先生方、研修生活を親身にサポートして下さった秘書の方々、本当にありがとうございました。
17期として2年間のFETPの研修を終え、4月から派遣元の自治体に戻り衛生研究所で感染症対策に関わる業務に従事しています。研修では、疫学の基礎、またそれを用いたアウトブレイク調査、サーベイランスデータの解析やシステムの評価、リスクアセスメントの手法を学ばせていただきました。その他にも国内外での研修や活動のサポート等、大変貴重な経験をさせていただきました。これからも皆さまのご指導を仰ぎながら、派遣元において公衆衛生に寄与できるよう精進してまいります。
私は10年ほど一臨床医として主に感染症診療に携わってきました。その中で、感染症をいかに予防するかに興味があり、感染症疫学や公衆衛生の視点を学び、そして、アウトブレイクが発生した現場でどう対応すべきなのか、実地疫学のトレーニングを受けるためにFETPに参加しました。いかに「異常」を早期に探知してリスクを評価し、そのリスクにどう対応するか。感染症発生動向調査やアウトブレイク調査を通じて実践的にトレーニングを積むことができました。また、感染症の予防や対策には多くの関係機関と情報共有し、連携することが必要不可欠です。保健所、衛生研究所、行政等の日本の感染症対策の仕組みに触れ、実際、伊勢志摩サミットにおける感染症サーベイランスも経験できました。さらに、WHOでの研修や各国のFETPとの交流、国際学会への参加など、国際保健や英語によるコミュニケーションスキルも学ぶことができました。今後はこの貴重な経験をアウトプットし、感染症対策に貢献してきたいと思います。
 

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