2019年5月下旬~7月上旬に, 香川労災病院(404床の急性期病院)の入院患者においてSalmonella Enteritidis (S. Enteritidis)分離症例の集積が認められた。病院の対策にかかわらず症例発生が続き, 香川県中讃保健所と国立感染症研究所(感染研)感染症疫学センターが7月22日に積極的疫学調査を行った。国内のS. Enteritidis発生状況は不明であるが, 同院では, 2016年4例, 2017年21例, 2018年は2例のS. Enteritidis分離症例を認めていた。