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〈第29週コメント〉 7月23日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は378例と3週連続で増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約78%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は群馬県(1.78)、北海道(1.56)、山梨県(1.42)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第23週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は鹿児島県(3.13)、島根県(2.87)、鳥取県(2.68)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第22週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は愛媛県(7.65)、大分県(7.03)、島根県(6.57)である。水痘の定点当たり報告数は第24週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は熊本県(1.45)、長野県(1.43)、愛媛県(1.43)、大分県(1.42)である。手足口病の定点当たり報告数は第20週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は福岡県(5.04)、大分県(4.08)、石川県(3.86)である。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.32)、千葉県(0.07)、和歌山県(0.06)、大分県(0.06)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第19週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は東京都(9.92)、山梨県(8.63)、大阪府(8.44)である。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は宮城県(1.08)、福島県(0.71)、青森県(0.67)、愛媛県(0.67)である。感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点当たり報告数は第21週以降減少が続いている。6道県から10例報告があり、年齢別では0歳(2例)、1~4歳(7例)、5~9歳(1例)であった。 |
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〈第28週コメント〉 7月16日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 インフルエンザ:定点当たり報告数は第17週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は沖縄県(2.34)、鹿児島県(0.10)、岩手県(0.09)、岐阜県(0.09)である。基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスにおける報告数は6例と前週と比較して増加し、5都道府県から報告があった。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は282例と2週連続で増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約81%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は栃木県(1.58)、長野県(1.56)、北海道(1.55)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第23週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は島根県(3.57)、鳥取県(3.16)、福岡県(3.07)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第22週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は大分県(8.67)、宮崎県(7.06)、愛媛県(6.54)である。水痘の定点当たり報告数は第24週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は愛媛県(1.65)、福井県(1.59)、鹿児島県(1.51)である。手足口病の定点当たり報告数は第20週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は宮崎県(3.94)、福岡県(3.93)、大分県(3.44)である。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は大分県(0.25)、山形県(0.17)、鳥取県(0.16)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第19週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は鳥取県(8.00)、東京都(7.13)、大阪府(7.04)である。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は富山県(1.20)、沖縄県(1.00)、高知県(0.88)である。感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点当たり報告数は第21週以降減少が続いている。15道府県から30例報告があり、年齢別では0歳(3例)、1~4歳(18例)、5~9歳(7例)、10代(1例)、70歳以上(1例)であった。 〈6月コメント〉 ◆性感染症について(7月10日集計分、19~22ページ「グラフ総覧」参照) 4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症)は性感染症定点医療機関(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2014年6月分の報告を行った性感染症定点医療機関数は976(産婦人科・産科・婦人科:470、泌尿器科:407、皮膚科:87、性病科:12)であった。
性器クラミジア感染症:定点当たり報告数2.21(男性1.02、女性1.19) 定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男性でやや少なかった。年齢群別でみた定点当たり報告数のピークは男性では25~29歳の年齢群、女性では20~24歳の年齢群であった。また、男女ともに10~14歳の年齢群の報告を認めた。 性器ヘルペスウイルス感染症:定点当たり報告数0.72(男性0.27、女性0.46) 尖圭コンジローマ:定点当たり報告数0.52(男性0.34、女性0.19) 淋菌感染症:定点当たり報告数0.83(男性0.63、女性0.20) ●若年層における定点当たり報告数推移 感染症法が施行された1999年4月以降について、若年層(15~29歳)における各疾患の定点当たり報告数を男女別・月別に(図4:PDF参照)に示した。性器クラミジア感染症は男女ともに2003年以降減少傾向がみられた後、男性では2009年以降、女性では2010年以降は減少が鈍化していた。性器ヘルペスウイルス感染症は男性では2007年から減少傾向だが、2010年以降はほぼ横ばいであり、女性では2006年以降減少傾向がみられた後、2009年以降は増減を繰り返し、ほぼ横ばいであった。尖圭コンジローマは男女ともに2006年以降減少傾向がみられた後、2010年以降はほぼ横ばいであった。淋菌感染症は男性では2003年以降、女性では2004年以降減少傾向がみられた後、男女ともに2007年以降はほぼ横ばいであった。 ◆薬剤耐性菌について (7月10日集計分、23~24ページ「グラフ総覧」参照) 4つの薬剤耐性菌感染症〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症、ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)感染症、薬剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症、薬剤耐性アシネトバクター(MDRA)感染症〕は、2次医療圏毎に1カ所以上定められた病床数300以上の基幹定点医療機関(全国約500カ所)から毎月報告される。2014年6月分の報告を行った基幹定点医療機関数は475であった。 ●発生動向の概要 MRSA:定点当たり報告数3.03 PRSP: 定点当たり報告数0.43
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〈第27週コメント〉 7月9日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は254例と増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約82%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は栃木県(1.54)、長野県(1.39)、北海道(1.27)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第23週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は島根県(3.43)、鹿児島県(3.40)、福岡県(3.18)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第22週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は大分県(8.22)、愛媛県(7.78)、島根県(7.04)である。水痘の定点当たり報告数は第24週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は宮崎県(2.17)、熊本県(1.82)、愛媛県(1.81)である。手足口病の定点当たり報告数は第20週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は大分県(4.86)、宮崎県(3.14)、福岡県(3.05)である。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.18)、鳥取県(0.16)、徳島県(0.09)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第19週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は鳥取県(7.16)、宮崎県(5.28)、奈良県(5.03)である。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は青森県(1.17)、大分県(0.82)、石川県(0.80)である。感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点当たり報告数は第21週以降減少が続いている。17道府県から35例報告があり、年齢別では0歳(13例)、1~4歳(18例)、5~9歳(2例)、20代(1例)、70歳以上(1例)であった。 |
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〈第26週コメント〉 7月2日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は247例と減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約79%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は山形県(1.83)、富山県(1.69)、北海道(1.66)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第23週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は福岡県(4.18)、新潟県(3.97)、山形県(3.93)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第22週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は大分県(8.86)、愛媛県(8.84)、宮崎県(8.00)である。水痘の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別の上位3位は福井県(1.86)、長野県(1.83)、新潟県(1.67)である。手足口病の定点当たり報告数は第20週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は宮崎県(4.94)、大分県(4.06)、福岡県(2.29)である。百日咳の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.12)、福井県(0.09)、福岡県(0.08)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第19週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は鳥取県(6.42)、宮崎県(4.47)、山口県(4.25)である。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別の上位3位は富山県(1.20)、青森県(1.17)、福島県(1.14)である。感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点当たり報告数は第21週以降減少が続いている。26都道府県から54例報告があり、年齢別では0歳(11例)、1~4歳(31例)、5~9歳(12例)であった。 |
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〈第25週コメント〉 6月25日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は256例と増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約79%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は富山県(1.83)、栃木県(1.77)、北海道(1.41)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は3週連続で減少したが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は鳥取県(4.74)、島根県(3.96)、福岡県(3.73)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第22週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は大分県(9.92)、愛媛県(9.78)、島根県(9.39)である。水痘の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は長野県(2.41)、岩手県(2.35)、宮崎県(2.33)である。手足口病の定点当たり報告数は第20週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は大分県(4.28)、宮崎県(3.94)、鹿児島県(2.18)である。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は宮崎県(0.14)、沖縄県(0.09)、愛媛県(0.08)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第19週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は鳥取県(6.05)、山口県(4.60)、宮崎県(3.67)である。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は高知県(1.38)、長崎県(1.08)、宮城県(0.92)である。感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点当たり報告数は第21週以降減少が続いている。24都道府県から66例報告があり、年齢別では0歳(9例)、1~4歳(46例)、5~9歳(6例)、10代(3例)、50代(1例)、70歳以上(1例)であった。 |
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〈第24週コメント〉 6月18日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 インフルエンザ:定点当たり報告数は第17週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は沖縄県(5.67)、鹿児島県(0.57)、山形県(0.44)である。基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスにおける報告数は14例と前週と同値であり、9県から報告があった。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は221例と2週連続で減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約78%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は富山県(1.76)、福井県(1.45)、石川県(1.38)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は福岡県(4.09)、新潟県(3.84)、鳥取県(3.74)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別の上位3位は島根県(9.61)、大分県(9.53)、愛媛県(9.51)である。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は長野県(2.64)、新潟県(2.43)、鹿児島県(2.11)である。手足口病の定点当たり報告数は第20週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は大分県(5.08)、宮崎県(4.25)、鹿児島県(2.29)である。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は大分県(0.19)、長崎県(0.16)、愛媛県(0.14)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第19週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は山口県(3.85)、熊本県(3.78)、大分県(3.06)である。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は福島県(2.14)、青森県(1.17)、富山県(1.00)である。感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点当たり報告数は第21週以降減少が続いている。32都道府県から95例報告があり、年齢別では0歳(9例)、1~4歳(73例)、5~9歳(10例)、10代(2例)、60代(1例)であった。 〈5月コメント〉 ◆性感染症について(6月10日集計分、19~22ページ「グラフ総覧」参照) 4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症)は性感染症定点医療機関(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2014年5月分の報告を行った性感染症定点医療機関数は978(産婦人科・産科・婦人科:472、泌尿器科:407、皮膚科:87、性病科:12)であった。
性器ヘルペスウイルス感染症:定点当たり報告数0.78(男性0.31、女性0.47) 尖圭コンジローマ:定点当たり報告数0.50(男性0.31、女性0.19) 淋菌感染症:定点当たり報告数0.90(男性0.70、女性0.20) ●若年層における定点当たり報告数推移
●発生動向の概要 |