国立感染症研究所

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Chlamydia trachomatis co-opts GBF1 and CERT to acquire host sphingomyelin for distinct roles during intracellular development.

C.A. Elwell, S. Jiang, J.H. Kim, A. Lee, T. Wittmann, K. Hanada, P. Melancon, and J.N. Engel

PLoS Pathog. 7, e1002198, 2011

クラミジア・トラコマチス菌(Chlamydia trachomatis)は日本を含む先進諸国において性感染症の最大起因病原体となっている。

クラミジア菌は、偏性寄生細菌であり、宿主細胞内に寄生胞(inclusion)を形成してその中で増殖する。クラミジア菌は宿主細胞由来の様々な化合物を利用しており、脂質についてもいくつかの宿主細胞脂質を寄生胞に取り込んで利用していると考えられている。我々は、宿主細胞のスフィンゴ脂質合成がクラミジア菌の細胞内増殖に必要であることを以前報告していた。今回、小胞体-ゴルジ体間セラミド輸送を担う分子装置であるCERTが寄生胞膜に会合すること、CERTをノックダウンすると寄生胞が形態的に異常となり、クラミジア菌増殖も抑制されることを明らかにした。これらの結果から、宿主細胞CERTは寄生クラミジア菌の増殖に重要であると結論した。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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