Social and Behavioral Factors Associated with Lack of Intent to Receive COVID-19 Vaccine, Japan
Takeshi Arashiro, Yuzo Arima, Ashley Stucky, Chris Smith, Martin Hibberd, Koya Ariyoshi, and Motoi Suzuki
Emerg Infect Dis. 2022 Sep doi: 10.3201/eid2809.220300
新型コロナワクチンの接種意向と相関する社会・行動因子を検討する目的で、マーケティングリサーチ会社のアンケート調査結果を後ろ向きに解析した。ワクチン接種済みの者・接種意向のある者と比較して、接種意向のない者は、自分・家族が感染する不安や他人を感染させる不安、病床逼迫への不安が全くないと答えるオッズおよび、マスクの着用・手指衛生等の感染対策を実施していないオッズが高かった。一方で、直近1週間に友人・知人・家族に会いに行った、外食に行った、遊びに行ったと答えるオッズに違いはなかった。よって、ワクチン接種済みの者・接種意向のある者と比較して、接種意向のない者は、感染の不安が少なく感染対策をしていない傾向があり、直近の行動歴からも、新型コロナウイルスに曝露するリスクは同等〜より高い可能性が示唆された。