The topic of This Month Vol.36 No.12(No.430)
中東呼吸器症候群(MERS), 2015年11月現在
(IASR Vol. 36 p. 231-232: 2015年12月号)
中東呼吸器症候群(MERS: Middle east respiratory syndrome)は、2012年にサウジアラビアで初めて確認されたMERSコロナウイルス(MERS-CoV)による急性呼吸器感染症である。MERS-CoVは2003年に中国で発生した重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)と同じ、コロナウイルス科ベータウイルス属に属する(本号6ページ)。 ...
... A, 2022、Duque MP, 2022、Hammerschplag Y, 2022,) など、過去の報告との違いが指摘されている。 加えて、エムポックスを疑う症状のない者の直腸肛門検体からエムポックスウイルスが検出され、無症候性病原体保有者の存在が示唆される(De Baetselier I, 2022)が、無症候性病原体保有者が感染源となっているという直接的な証拠はなく、引き続き知見の収集が必要である(CDC, ...
... A, 2022, Duque MP, 2022, Hammerschplag Y, 2022,) など、過去の報告との違いが指摘されている。加えて、エムポックスを疑う症状のない者の直腸肛門検体からエムポックスウイルスが検出され、無症候性病原体保有者の存在が示唆される(De Baetselier I, 2022)が、無症候性病原体保有者が感染源となっているという直接的な証拠はなく、引き続き知見の収集が必要である(CDC, ...
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参考文献
Centers for Disease Control and Prevention, List of oligonucleotide primers used in 41 conventional multiplex PCR assays for pneumococcal serotype deduction of 70 serotypes https://www.cdc.gov/streplab/downloads/pcr-oligonucleotide-primers.pdf ...
... A, 2022, Duque MP, 2022, Hammerschplag Y, 2022,)、エムポックスを疑う症状のない者の直腸肛門検体からエムポックスウイルスが検出され、無症候性病原体保有者の存在が示唆されること(De Baetselier I, 2022)など、過去の報告との違いが指摘されている。
常在国外でも少数の死亡例の報告がある。 今回の発生では、常在国であるナイジェリア、中央アフリカ共和国およびガーナから10例の死亡例が報告されているほか、常在国外からスペイン、ブラジルから2例、ベルギー、インド、エクアドル、キューバから1例ずつの死亡例の報告がある ...