国立感染症研究所

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Phosphoregulation of the Ceramide Transport Protein CERT at Serine 315 in the Interaction with VAMP-associated Protein (VAP) for Inter-organelle Trafficking of Ceramide in Mammalian Cells.

Kumagai, K., Kawano-Kawada, M., and Hanada, K.

J Biol Chem 289, 10748-10760, 2014

セラミド輸送タンパク質CERTは、ヒトなどの細胞においてセラミドを小胞体膜からゴルジ体膜に輸送するタンパク質である。細胞内での通常の機能に加え、CERTはクラミジア感染時にハイジャックされ、寄生胞にセラミドを供給する装置として利用されることが報告されている。いずれのケースにおいても、CERTが小胞体膜のセラミドを運び出す際には、CERTのFFATモチーフと小胞体の膜貫通タンパク質であるVAPとの結合が重要な役割を果たす。

 今回、我々はCERTのFFATモチーフの近傍に位置する315番目のセリン(S315)がリン酸化修飾を受けること、そのリン酸化によって、CERTとVAPの結合が増強されること、S315のリン酸化がスフィンゴミエリン生合成を促進すること、S315のリン酸化によってCERTがドット状の構造物を形成すること等を明らかにした。FFATモチーフの活性調節機構が始めて明らかになったことにより、FFATモチーフを持つ他の多くのタンパク質にも同様の調節機構が存在することが想定される。

biochem-2014-002

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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