国立感染症研究所

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Distinct germinal center selection at local sites shapes memory B cell response to viral escape

Adachi Y, Onodera T, Yamada Y, Daio R, Tsuiji M, Inoue T, Kobayashi K, Kurosaki T, Ato M, Takahashi Y.

Journal of Experimental Medicine, 212, 1709, 2015 (doi: 10.1084/jem.20142284)

インフルエンザワクチンを皮下接種した場合に比べ、ウイルス感染者では、抗原変異に寛容な交叉防御抗体が誘導されやすい。今回我々は、交叉性Bリンパ球を標識する新しい技術を開発し、このリンパ球が感染局所の肺組織に豊富に存在することを発見した。

 

インフルエンザウイルスをマウス気道に感染させると、感染後一ヶ月を経過してもウイルス抗原が肺に存在し、増殖性と持続性に優れた特殊な胚中心Bリンパ球が肺組織に出現した。興味深いことに、この肺組織の胚中心では、効率よく交叉性Bリンパ球が選択されること、そしてこれが交叉性メモリーBリンパ球として、気道組織に定着することを見いだした。以上のように、交叉防御抗体応答の基盤は、この気道組織の特殊な胚中心反応であることが明らかとなった。なお、本研究は、国立感染症研究所免疫部、大阪大学、星薬科大の共同研究の成果である。

immunology 2015 1

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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