【医療機関のみなさまへ】麻しん発生状況に関する注意喚起
(2023 年5月23日現在)

2023年4月以降、全国各地より麻しん患者4例が相次いで確認されています。

◆ 茨城県、麻しん(はしか)の患者の発生について(4月28日)     https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/yobo/kiki/yobo/kansen/idwr/press/documents/mashin.pdf

◆ 東京都福祉保健局、麻しん(はしか)患者の発生(5月12⽇)     https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/pressboueki230512.html

◆ 兵庫県神戸市、麻しん(はしか)患者の発生(5月18日)     https://www.city.kobe.lg.jp/a00685/20230112.html

 

感染症法に基づく感染症発⽣動向調査及び関係⾃治体による積極的疫学調査より、少なくとも3例の⿇しん患者が、共通の公共交通機関を利⽤していたことが明らかとなっております。感染性を有する期間に不特定多数の⽅と接触があった可能性があり、今後、広域的な感染拡大の可能性が危惧されます。また、4例いずれの患者も30~40代の成人で、麻しん含有ワクチンに関して記録上2回接種済の方はおられませんでした。なお、3例は入院を要する症状を呈していました。


⿇しんは、海外の多くの国で流⾏しており、インドやインドネシアではアウトブレイクが発⽣しています(2023年4月28日時点)。昨今、新型コロナウイルス感染症により制限されてきた国際的な人の往来が徐々に増加しつつあります。麻しんの症状がある国内外からの観光客が、公共交通機関等を利⽤することで国内での広域的な⿇しん患者発⽣への影響も懸念されます。

発熱、発疹、結膜炎、上気道炎症状(咳、鼻水など)などの臨床的に麻しんを疑う、さらに接触歴等により麻しんの可能性が高い患者を診察した際は、麻しんに関する特定感染症予防指針に基づき、臨床診断をした時点で、まずは直ちに最寄りの保健所に届出を行ってください。診断においては、血清IgM抗体検査等の血清抗体価の測定とともに、地方衛生研究所等におけるPCR検査などのウイルス学的検査の実施のため、保健所の求めに応じて検体(咽頭ぬぐい液、血液、尿)を提出してください。


麻しんは空気感染を含む多様な感染経路を有する感染性の強いウイルス感染症です。ワクチン接種が最も有効な予防法であることから、麻しんワクチンの着実な定期接種勧奨を実施していただくようお願いします。


<参考>
国内の麻しんの発生動向
https://www.niid.go.jp/niid/ja/hassei/575-measles-doko.html
麻しんに関する特定感染症予防指針(平成31年4月19日一部改正・適用) https://www.mhlw.go.jp/content/000503060.pdf

医療機関での対応:医療機関での麻疹対応ガイドライン第7版 https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/measles/guideline/medical_201805.pdf

麻疹の国内伝播事例の増加に伴う注意喚起について(協力依頼) https://www.mhlw.go.jp/content/001097724.pdf

2023年5月29日
厚生労働省
国立感染症研究所

【背景・目的】

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)においては、無症状病原体保有者の存在などから全ての感染者の診断は困難であるため、これまでに診断された症例の累積報告数よりも実際の累積感染者数が多い可能性が指摘されている。これまでに厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部と国立感染症研究所では、我が国における新型コロナウイルス感染症の疾病負荷の把握と新型コロナワクチン接種で誘導された抗体の保有状況を検討することを目的として、5都府県をおいて住民調査をベースにした大規模な血清疫学調査を計6回(2020年6月、2020年12月、2021年12月、2022年2月-3月、2023年11月-12月、2023年2月-3月)[1]、および献血検体を用いて全国47都道府県において1回(2022年11月)[2]、抗体保有状況の把握を行ってきた。2022年11月における全国を対象とした血清疫学調査では感染によって誘導されるSARS-CoV-2抗ヌクレオカプシド抗体(抗N抗体)保有割合は概ね29%程度であったが、その後も2022年から2023年にかけての冬の流行(いわゆる第八波)が生じたことから、血清疫学調査により市中感染状況の推移を把握する必要があった。そこで、本調査では日本赤十字社による協力のもと、再度、全都道府県を対象に、献血時の検査用検体の残余血液を用いて、2023年2月19日〜27日における献血者における抗N抗体保有割合を調査した。本報告書ではその結果を示す。

【方法】

調査対象者

本調査は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号)第15条第2項に基づき実施した。調査対象者は2023年2月19日〜27日に日本赤十字社の献血ルーム等を訪れ、全血献血又は成分献血の基準を満たし(対象年齢は16〜69歳)、以下のいずれにも該当しない者とした。

  • 新型コロナウイルス感染症と診断された又は新型コロナウイルス検査で陽性になったことがあり、症状消失後(無症状の場合は陽性となった検査の検体採取日から)4週間以内の者 
  • 発熱及び咳・呼吸困難などの急性の呼吸器症状を含む新型コロナウイルス感染症が疑われる症状や、味覚・嗅覚の違和感を自覚する方で、症状出現日から2週間以内及び症状消失から3日以内の者
  • 新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者に該当し、最終接触日から2週間以内の者

上記の対象者から献血時に採血された検査用検体の残余血清のなかから、血清学的検査の対象となる検体を以下の方法で抽出した。抽出数を定めるために、全都道府県を対象として、人口動態調査に基づく令和3年10月1日時点の推計人口、令和5年1月17日時点の累積罹患割合を想定される有病率として、有意水準0.05、許容誤差範囲5%、無作為抽出を前提とし、抽出する検体数(以下「検査検体数」という。)を設定した。都道府県毎に決められた検査検体数に従い、系統的抽出法又は無作為抽出法により、統計学的に偏りが生じないよう収集した。抽出にあたっては、各都道府県内で地理的な差異が出ないように各都道府県の実情に応じて適切な方法が選択された。

血清学的検査

抽出された残余血清(1.0mL程度)を用いて本業務委託先の民間検査機関において抗N抗体を測定した。抗体の測定はロシュ・ダイアグノスティックス社Elecsys® Anti-SARS-CoV-2を用いて実施した。陽性判定については、メーカーの規定したカットオフ値(抗N抗体カットオフインデックス(COI)≥1.0)に従った。なお、現在、国内で使用されているワクチン(mRNAワクチンおよびウイルスベクターワクチン、組換えタンパク質ワクチン)は、いずれもスパイク(S)抗原をコードする配列以外のウイルスゲノム配列またはS抗原以外の抗原を有していないことから、抗N抗体はウイルス感染のみで誘導される。よって、抗N抗体陽性であることは、既感染であることを意味する。残余検体については、委託業者において適切に廃棄された。当該残余血液に係る付帯情報(検体と突合可能な検体ID、年齢、性別、採取した血液センターID及び当該血液センターの所在都道府県及び市町村名)が厚生労働省に提供された。

統計解析

血清疫学調査から得られたデータに対して、都道府県ごとの年齢分布や性別の人口構成比を反映するために都道府県、性別、年齢階級ごとにウェイトを計算し集計した。ベースラインの人口は2021年10月1日現在の人口推計(都道府県、年齢(5歳階級)、男女別人口)データを利用した。本調査結果の数値や比率(%)は全てウェイトバック後の数値を四捨五入したものであるため、単純な合計とは異なる。割合の95%信頼区間(CI: Confidence Interval)に関しては、binomial exact法を用いて算出した。なお、比較のために、2022年11月に行われた血清疫学調査から得られた抗N抗体陽性割合も掲載している。

【結果】

研究対象期間(2023年2月19日〜27日)において、13,121検体を収集した。本調査では日本全体の人口の42.0% (95%CI: 41.2-42.9%)が抗N抗体陽性であることが判明した(表1)。以下に、

  • 表1:全国の抗N抗体保有割合
  • 表2:都道府県別の抗N抗体保有割合
  • 図1:都道府県別の抗N抗体保有割合
  • 図2:都道府県別の抗N抗体保有割合(日本地図)
  • 図3:都道府県別の抗N抗体保有割合について2022年11月調査と2023年2月調査比較
  • 図4 ABCDEF:都道府県別の抗N抗体保有割合について2022年11月調査と2023年2月調査比較(地域別)
  • 表3:性別の抗N抗体保有割合 • 表4:年齢階級別の抗N抗体保有割合
  • 表5:性・年齢階級別の抗N抗体保有割合 • 図5:性・年齢階級別の抗N抗体保有割合
  • 図6ABC:性、年齢階級、性・年齢階級別の抗N抗体保有割合について2022年11月調査と2023年2月調査比較

のウェイトバック後の推定された抗N抗体陽性割合とその95%CIを示す。

【結果の考察】

本調査では、我が国における新型コロナウイルス感染症の抗体保有状況を検討することを目的として、2023年2月に47都道府県において献血時の検査用検体の残余血液を用いて抗N抗体保有割合を調査した。

調査対象期間において推定された抗N抗体保有割合を都道府県別にみると、全て都道府県で抗N抗体陽性割合の点推定値が増加しており、これは前回調査の2022年11月以降のいわゆる第八波の影響を捉えているものと考えられる。一方でその増加の程度には地域差がみられた。宮城、東京、愛知、大阪、福岡においては、39.8% (95%CI: 33.8-46.0%)、44.4% (95%CI: 38.9-50.0%)、56.5% (95%CI: 50.7-62.2%)、54.1% (95%CI: 48.4-59.7%)、57.2% (95%CI: 51.6-62.7%)であった (表2)。比較対象として、これまでに厚生労働省と国立感染症研究所により実施された、2022年11月の血清疫学調査の結果も同時に示す。この調査においては宮城、東京、愛知、大阪、福岡においてそれぞれ17.3% (95%CI: 11.3-24.8%)、34.5% (95%CI: 28.7-40.7%)、28.5% (95%CI: 22.5-35.2%)、43.0% (95%CI: 36.9-49.3%)、35.8% (95%CI: 29.8-42.3%)であった。なお、いくつかの都道府県では推定された95%CIは両調査で重なっており、増加については必ずしも統計的に有意であるとは限らない点に注意する。

同様に、性年齢階級別に抗N抗体保有割合をみると、2022年11月調査同様、同一年齢階級の中では性差はみられなかった。また、抗N抗体保有割合を年齢階級ごとにみると、(30代で多少の上昇は見られるものの)若年層で高く、年齢が高くなるにしたがって割合が減っていく傾向が観察された。この傾向も前回の2022年11月の調査の結果と合致する。

最後に、同時期の海外における献血データを用いた血清疫学調査の結果としては、以下のものが挙げられる。カナダは2023年2月1日から28日まで計31,755サンプルの血清疫学調査を行い[3]、抗N抗体保有割合を77.6% (95%CI: 77.1.-78.6%)としており、同年1月の調査の76.7% (95%CI: 76.3-77.2%)から微増としていることを報告した。また、17-24歳の年齢群が88.4% (95%CI: 87.4-89.4%)と最も高い抗N抗体保有割合を示しているとしている。同様に英国では2023年1月25日から3月17日までに収集された14,575サンプルの血清疫学調査により、抗N抗体保有割合を86.1% (95%CI: 85.4-86.7%)としている[4]。

本調査は日本における2022年11月以降の抗N抗体保有割合の推移を、47都道府県で献血検体を用いて検証した初めての大規模な血清疫学調査である。既感染の指標として使用されるワクチンでは誘導されない抗N抗体保有割合は日本全体としては42.0% (95%CI: 41.2-42.9%)であり、前回の2022年11月調査時点が28.6%(95%CI: 27.6-29.6%)であることを考えると(表1)、本調査での増分は主にいわゆる第八波での自然感染をした人口の割合を推定している可能性を示唆している。今後も継続的に既感染者割合を評価していくことにより、本感染症の流行動態の把握と評価の一助とすることが重要と考えられた。

【結果の解釈の注意点】
  • ウェイトバック集計を行うことで、都道府県ごとに性別、年齢の分布は補正されているが、そもそも献血に来る人の偏りに起因するバイアスは補正されていないことに注意を有する。
  • 献血の対象年齢が16~69歳であり、70歳以上の高齢者や15歳以下は含まれず、小児、高齢者の陽性率の分布はこのデータからは評価できていない。小児における抗体保有割合が評価できていないことは、全体の抗体保有割合を過小又は過大評価している可能性も考えられる。
  • 2022年2月の献血の検体データであるため、リアルタイムの感染状況を反映しているわけではない。また、採血時時点までの累積感染者の割合を評価するものであり、現時点の感染流行状況を評価するものではないことに注意が必要である。
  • 抗N抗体保有割合は感染によって誘導される抗体であるため、感染防御に関連しCOVID-19ワクチンによって誘導されるS抗体は捉えることができておらず、集団免疫の状態についての考察は困難である。
  • 抗N抗体は感染によって誘導されない場合や感染後に低下する場合もあり、抗N抗体陰性であることをもって必ずしも感染歴がないことを意味しないこと、そのため抗N抗体の保有割合が既感染の累積割合と同一であるとはいえないことに留意が必要である。
【参考文献】
  1. 2021 年度新型コロナウイルス感染症に対する血清疫学調査報告 https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/11118-covid19-79.html
  2. 2022年11月における献血検体を用いた既感染割合に関する分析 https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/11729-covid19-82.html
  3. COVID-19 vaccine surveillance report, Week 14, UK health security agency https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/1067158/vaccine-surveillance-report-week-14.pdf
  4. COVID-19 Seroprevalence Report, April 5, 2023, Canadian Blood Services https://www.covid19immunitytaskforce.ca/wp-content/uploads/2023/04/covid-19-full-report-february-2023-april-5-2023.pdf

 

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腸管出血性大腸菌感染症 2023年3月現在

(IASR Vol. 44 p67-68: 2023年5月号)
 

腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagic Escherichia coli: EHEC)感染症はVero毒素(Vero toxin: VTまたはShiga toxin: Stx)を産生, またはVT遺伝子を保有するEHECの感染によって起こり, 主な症状は腹痛, 下痢および血便である。嘔吐や38℃台の発熱をともなうこともある。VT等の作用により血小板減少, 溶血性貧血, 急性腎障害を来して溶血性尿毒症症候群(hemolytic uremic syndrome: HUS)を引き起こし, 脳症などを併発して死に至ることがある。

 

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オランダのpoliovirus essential facilitiesにおける環境サーベイランスでの野生型ポリオウイルス3型(WPV3)の検出と従業員感染事例―2022年11月~2023年1月

(IASR Vol. 44 p81-82: 2023年5月号)
 

野生型ポリオウイルス(WPV)の根絶が間近に迫る中で, 診断・サーベイランス・ワクチン製造等の目的で感染性のあるWPVを取り扱う施設であるpoliovirus essential facilities(PEF)においては, 厳格なウイルスの封じ込めが必須となっている。オランダにおいて, 2022年11月にPEFの1つであるワクチン製造施設に由来する下水サンプルから3型WPV(WPV3)が分離・同定され(https://www.who.int/news/item/02-02-2023-statement-of-the-thirty-fourth-polio-ihr-emergency-committee), 従業員からのウイルス排出の可能性評価とリスク低減に向けた迅速な対応がなされた記事がEurosurveillanceに掲載されており, 本稿ではこれをまとめた。

更新日:2023年5月16日

 

本週報は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行状況を、時・人・場所の項目を用いて記述し、複数の指標を精査し、全国的な観点からまとめています。 「トレンド(傾向)」と「レベル(水準)」を明記し、疫学的な概念を用いて、状況把握の解釈を週ごとに行っています。 解釈については、注意事項にも記載していますが、特に直近の情報については、過小評価となりうる場合などがあるので十分にご注意下さい。 国や地方自治体のCOVID-19対策に従事する皆様とともに、広く国民の皆様にCOVID-19に関する情報を提供し、還元する事を目的としております。 COVID-19対策・対応の参考資料として活用していただければ幸いです。

 

2022年第43週以降の週報において、1.1全国の新規症例報告数と2.1地域別の新規症例報告数の出典に不備があったこと、2.1地域別の新規症例報告数の図の集計方法が凡例と異なっていたために、再集計のうえ差し替えてあります。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 

PDF:2023年第18週(5月1日~5月7日; 5月8日現在)掲載日:2023年5月16日

PDF:2023年第17週(4月24日~4月30日; 5月1日現在)掲載日:2023年5月8日

PDF:2023年第16週(4月17日~4月23日; 4月24日現在)掲載日:2023年5月1日

PDF:2023年第15週(4月10日~4月16日; 4月17日現在)掲載日:2023年4月24日

PDF:2023年第14週(4月3日~4月9日; 4月10日現在)掲載日:2023年4月17日

PDF:2023年第13週(3月27日~4月2日; 4月3日現在)掲載日:2023年4月10日

PDF:2023年第12週(3月20日~3月26日; 3月27日現在)掲載日:2023年4月3日

PDF:2023年第11週(3月13日~3月19日; 3月20日現在)掲載日:2023年3月27日

PDF:2023年第10週(3月6日~3月12日; 3月13日現在)掲載日:2023年3月20日

PDF:2023年第9週(2月27日~3月5日; 3月6日現在)掲載日:2023年3月13日

PDF:2023年第8週(2月20日~2月26日; 2月27日現在)掲載日:2023年3月5日

PDF:2023年第7週(2月13日~2月19日; 2月20日現在)掲載日:2023年2月27日

PDF:2023年第6週(2月6日~2月12日; 2月13日現在)掲載日:2023年2月20日

PDF:2023年第5週(1月30日~2月5日; 2月6日現在)掲載日:2023年2月14日

PDF:2023年第4週(1月23日~1月29日; 1月30日現在)掲載日:2023年2月6日

PDF:2023年第3週(1月16日~1月22日; 1月23日現在)掲載日:2023年1月30日

PDF:2023年第2週(1月9日~1月15日; 1月16日現在)掲載日:2023年1月23日

PDF:2023年第1週(1月2日~1月8日; 1月9日現在)掲載日:2023年1月16日

PDF:2022年第52週(12月26日~1月1日; 1月2日現在)掲載日:2023年1月15日

PDF:2022年第51週(12月19日~12月25日; 12月26日現在)掲載日:2023年1月13日

PDF:2022年第50週(12月12日~12月18日; 12月19日現在)掲載日:2022年12月26日

PDF:2022年第49週(12月5日~12月11日; 12月12日現在)掲載日:2022年12月19日

PDF:2022年第48週(11月28日~12月4日; 12月5日現在)掲載日:2022年12月12日

PDF:2022年第47週(11月21日~11月27日; 11月28日現在)掲載日:2022年12月05日

PDF:2022年第46週(11月14日~11月20日; 11月21日現在)掲載日:2022年11月28日

PDF:2022年第45週(11月7日~11月13日; 11月14日現在)掲載日:2022年11月21日

PDF:2022年第44週(10月31日~11月6日; 11月7日現在)掲載日:2022年11月14日

PDF:2022年第43週(10月24日~10月30日; 10月31日現在)掲載日:2022年11月17日

PDF:2022年第42週(10月17日~10月23日; 10月24日現在)掲載日:2022年11月8日

PDF:2022年第41週(10月10日~10月16日; 10月18日現在)掲載日:2022年10月24日

PDF:2022年第40週(10月3日~10月9日; 10月11日現在)掲載日:2022年10月18日

PDF:2022年第39週(9月26日~10月2日; 10月4日現在)掲載日:2022年10月13日

PDF:2022年第38週(9月19日~9月25日; 9月27日現在)掲載日:2022年10月3日

PDF:2022年第37週(9月12日~9月18日; 9月20日現在)掲載日:2022年9月26日

PDF:2022年第36週(9月5日~9月11日; 9月13日現在)掲載日:2022年9月20日

PDF:2022年第35週(8月29日~9月4日; 9月6日現在)掲載日:2022年9月12日

PDF:2022年第34週(8月22日~8月28日; 8月30日現在)掲載日:2022年9月5日

PDF:2022年第33週(8月15日~8月21日; 8月23日現在)掲載日:2022年8月29日

PDF:2022年第32週(8月8日~8月14日; 8月16日現在)掲載日:2022年8月22日 

PDF:2022年第31週(8月1日~8月7日; 8月9日現在)掲載日:2022年8月15日 

PDF:2022年第30週(7月25日~7月31日; 8月2日現在)掲載日:2022年8月8日 

PDF:2022年第29週(7月18日~7月24日; 7月26日現在)掲載日:2022年8月1日 

PDF:2022年第28週(7月11日~7月17日; 7月19日現在)掲載日:2022年7月25日 

PDF:2022年第27週(7月4日~7月10日; 7月12日現在)掲載日:2022年7月18日 

PDF:2022年第26週(6月27日~7月3日; 7月5日現在)掲載日:2022年7月11日 

PDF:2022年第25週(6月20日~6月26日; 6月28日現在)掲載日:2022年7月4日 

PDF:2022年第24週(6月13日~6月19日; 6月21日現在)掲載日:2022年6月27日 

PDF:2022年第23週(6月6日~6月12日; 6月14日現在)掲載日:2022年6月20日 

PDF:2022年第22週(5月30日~6月5日; 6月7日現在)掲載日:2022年6月13日

PDF:2022年第21週(5月23日~5月29日; 5月31日現在)掲載日:2022年6月6日

PDF:2022年第20週(5月16日~5月22日; 5月24日現在)掲載日:2022年5月30日

PDF:2022年第19週(5月9日~5月15日; 5月17日現在)掲載日:2022年5月23日

PDF:2022年第18週(5月2日~5月8日; 5月10日現在)掲載日:2022年5月16日 

PDF:2022年第16週(4月18日~4月24日; 4月26日現在)掲載日:2022年5月2日 

PDF:2022年第15週(4月11日~4月17日; 4月19日現在)掲載日:2022年4月25日 

PDF:2022年第14週(4月4日~4月10日; 4月12日現在)掲載日:2022年4月18日 

PDF:2022年第13週(3月28日~4月3日; 4月5日現在)掲載日:2022年4月11日 

PDF:2022年第12週(3月21日~3月27日; 3月29日現在)掲載日:2022年4月4日 

PDF:2022年第11週(3月14日~3月20日; 3月22日現在)掲載日:2022年3月28日 

PDF:2022年第10週(3月7日~3月13日; 3月15日現在)掲載日:2022年3月22日 

PDF:2022年第9週(2月28日~3月6日; 3月8日現在)掲載日:2022年3月14日 

PDF:2022年第8週(2月21日~2月27日; 3月1日現在)掲載日:2022年3月7日 

PDF:2022年第7週(2月14日~2月20日; 2月22日現在)掲載日:2022年2月28日 

PDF:2022年第6週(2月7日~2月13日; 2月15日現在)掲載日:2022年2月21日 

PDF:2022年第5週(1月31日~2月6日; 2月8日現在)掲載日:2022年2月14日 

PDF:2022年第4週(1月24日~1月30日; 2月1日現在)掲載日:2022年2月7日 

PDF:2022年第3週(1月17日~1月23日; 1月25日現在)掲載日:2022年1月31日 

PDF:2022年第2週(1月10日~1月16日; 1月18日現在)掲載日:2022年1月24日 

PDF:2022年第1週(1月3日~1月9日; 1月11日現在)掲載日:2022年1月18日 

PDF:2021年第52週(12月27日~2022年1月2日; 2022年1月4日現在)掲載日:2022年1月11日 

PDF:2021年第50週(12月13日~12月19日; 12月21日現在)掲載日:2021年12月27日 

PDF:2021年第49週(12月6日~12月12日; 12月14日現在)掲載日:2021年12月20日 

PDF:2021年第48週(11月29日~12月5日; 12月7日現在)掲載日:2021年12月13日 

PDF:2021年第47週(11月22日~11月28日; 11月30日現在)掲載日:2021年12月6日 

PDF:2021年第46週(11月15日~11月21日; 11月23日現在)掲載日:2021年11月29日 

PDF:2021年第45週(11月8日~11月14日; 11月16日現在)掲載日:2021年11月22日 

PDF:2021年第44週(11月1日~11月7日; 11月9日現在)掲載日:2021年11月15日 

PDF:2021年第43週(10月25日~10月31日; 11月2日現在)掲載日:2021年11月8日

PDF:2021年第42週(10月18日~10月24日; 10月26日現在)掲載日:2021年11月8日

PDF:2021年第41週(10月11日~10月17日; 10月19日現在)掲載日:2021年11月8日

 

 

■ インフルエンザワクチン株
 

○2023/2024冬シーズン
    A/Victoria(ビクトリア) /4897/2022(IVR-238)(H1N1)pdm09
    A/Darwin
(ダーウィン) /9/2021 (SAN-010)(H3N2)
    B/Phuket (プーケット) /3073/2013 (山形系統)
    B/Austria(オーストリア) /1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統)
    → 令和5年度(2023/24シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過


 

 

○2022/2023冬シーズン
    A/Victoria(ビクトリア) /1/2020(IVR-217)(H1N1)pdm09
    A/Darwin
(ダーウィン) /9/2021 (SAN-010)(H3N2)
    B/Phuket (プーケット) /3073/2013 (山形系統)
    B/Austria(オーストリア) /1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統)
    → 令和4年度(2022/23シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過


 

○2021/2022冬シーズン
    A/Victoria(ビクトリア) /1/2020(IVR-217)(H1N1)pdm09
    A/Tasmania (タスマニア) /503/2020 (IVR-221)(H3N2)
    B/Phuket (プーケット) /3073/2013 (山形系統)
    B/Victoria (ビクトリア) /705/2018(BVR-11)(ビクトリア系統)
    → 令和3年度(2021/22シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過


 

○2020/2021冬シーズン
    A/Guangdong-Maonan (広東-茂南) /SWL1536 /2019 (CNIC-1909)(H1N1)pdm09
    A/HongKong (香港) /2671/2019 (NIB-121)(H3N2)
    B/Phuket (プーケット) /3073/2013 (山形系統)
    B/Victoria (ビクトリア) /705/2018(BVR-11)(ビクトリア系統)
    → 令和2年度(2020/21シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過


 

○2019/2020冬シーズン
    A/Brisbane(ブリスベン)/02/2018(IVR-190)(H1N1)pdm09
    A/Kansas(カンザス)/14/2017(X-327)(H3N2)
    B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Maryland(メリーランド)/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)
    → 令和元年度(2019/20シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過


 

○2018/2019冬シーズン
    A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
    A/Singapore(シンガポール)/INFIMH-16-0019/2016(IVR-186)(H3N2)
    B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Maryland(メリーランド)/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)
    →平成30年度(2018/19シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過


 

○2017/2018冬シーズン
    A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
    A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
    B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)
 平成29年度(2017/18シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過


 

○2016/2017冬シーズン
    A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
    A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
    B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)

 平成28年度(2016/17シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過


 

○2015/2016冬シーズン
    A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
    A/Switzerland(スイス)/9715293/2013(NIB-88)(H3N2)
    B/ Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)

 →平成27年度(2015/16シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過

○2014/2015冬シーズン
 A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
 A/New York(ニューヨーク)/39/2012(X-233A)(H3N2)
 B/Massachusetts(マサチュセッツ)/2/2012(BX-51B)
 →平成26年度(2014/15シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過

○2013/2014冬シーズン
 A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
 A/Texas(テキサス)/50/2012(X-223)(H3N2)
 B/Massachusetts(マサチュセッツ)/02/2012(BX-51B)(山形系統)
 →平成25年度(2013/14シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過

○2012/2013冬シーズン
 A/California(カリフォルニア)/7/2009(H1N1)pdm09
 A/Victoria(ビクトリア)/361/2011(H3N2)
 B/Wisconsin(ウイスコンシン)/01/2010(山形系統) 
 →平成24年度(2012/13シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過

○2011/2012冬シーズン
 A/California(カリフォルニア)/7/2009(H1N1)pdm09
 A/Victoria(ビクトリア)/210/2009(H3N2)
 B/Brisbane(ブリスベン)/60/2008(ビクトリア系統)
 →平成23年度(2011/12シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過

○2010/2011冬シーズン
 A/California(カリフォルニア)/7/2009(H1N1)pdm
 A/Victoria(ビクトリア)/210/2009(H3N2)
 B/Brisbane(ブリスベン)/60/2008 (ビクトリア系統)
 →平成22年度(2010/11シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過

○2009/2010冬シーズン
 A/Brisbane(ブリスベン)/59/2007(H1N1)
 A/Uruguay(ウルグアイ)/716/2007(H3N2)
 B/Brisbane(ブリスベン)/60/2008

○2008/2009冬シーズン
 A/Brisbane(ブリスベン)/59/2007(H1N1)
 A/Uruguay(ウルグアイ)/716/2007(H3N2)
 B/Florida(フロリダ)/4/2006
 →平成20年度(2008/09シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過

○2007/2008冬シーズン
 A/Solomon Islands(ソロモン諸島)/3/2006(H1N1)
 A/Hiroshima(広島)/52/2005(H3N2)
 B/Malaysia(マレーシア)/2506/2004
 →平成19年度(2007/08シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過

○2006/2007冬シーズン
 A/New Caledonia(ニューカレドニア)/20/99(H1N1)
 A/Hiroshima(広島)/52/2005(H3N2)
 B/Malaysia(マレーシア)/2506/2004
 →平成18年度(2006/07シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過

○2005/2006冬シーズン
 A/New Caledonia(ニューカレドニア)/20/99(H1N1)
 A/New York(ニューヨーク)/55/2004(H3N2)
 B/Shanghai(上海)/ 361/2002
 →平成17年度(2005/06シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過
 →流行状況は IASR 2006年第11月号参照

○2004/2005冬シーズン
 A/New Caledonia(ニューカレドニア)/20/99(H1N1)
 A/Wyoming(ワイオミング)/3/2003(H3N2)
 B/Shanghai(上海)/361/2002
 →平成16年度(2004/05シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過
 →流行状況は IASR 2005年第11月号参照

○2003/2004冬シーズン
 A/New Caledonia(ニューカレドニア)/20/99(H1N1)
 A/Panama(パナマ)/2007/99(H3N2)
 B/Shandong(山東)/7/97(Victoria系統株)
 →平成15年度(2003/04シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過
 →流行状況は IASR 2004年第11月号参照

○2002/2003冬シーズン
 A/New Caledonia(ニューカレドニア)/20/99(H1N1)
 A/Panama(パナマ)/2007/99(H3N2)
 B/Shandong(山東)/7/97(Victoria系統株)
 →平成14年度(2002/03シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過
 →流行状況は IASR 2003年第11月号参照

○2001/2002冬シーズン 
 A/New Caledonia(ニューカレドニア)/20/99(H1N1) 

 A/Panama(パナマ)/2007/99(H3N2)
 B/Johannesburg(ヨハネスバーグ)/5/99(山形系統株)
 →平成13年度(2001/02シーズン)インフルエンザHAワクチン製造株の選定について
 →流行状況は IASR 2002年第12月号参照

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan