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Rapid Increase in Reports of Syphilis Associated With Men Who Have Sex With Women and Women Who Have Sex With Men, Japan, 2012 to 2016.
Takahashi T, Arima Y, Yamagishi T, Nishiki S, Kanai M, Ishikane M, Matsui T, Sunagawa T, Ohnishi M, Oishi K.
Sex Transm Dis. 2018 Mar;45(3):139-143.
梅毒は、主に性的接触により感染する細菌感染症であり、5類感染症として届出が義務付けられている。近年、届出数が増加しており、2016年は1974年以来、初めて4000例を超えた。
Novel endogenous simian retroviral integrations in Vero cells: implications for quality control of a human vaccine cell substrate.
Sakuma C, Sekizuka T, Kuroda M, Kasai F, Saito K, Ikeda M, Yamaji T, Osada N, and Hanada, K.
Scientific Reports, 8, 644, 2018
アフリカミドリザル(AGM)腎臓から樹立されたVero細胞は、多様なウイルスの増殖性がよく、ウイルス研究はもとより、ウイルスワクチン生産にも世界的に汎用されています。感染研の細胞化学部と病原体ゲノム解析研究センターは、(独)医薬基盤研及び北大との共同研究により、比較的初期に日本で保存されたVero細胞株(JCRB 0111株)のゲノム配列を解読し、そのゲノム構造の特徴を明らかにしていました(Osada et al, 2014, DNA Research)。この度、私たちは、継代履歴の異なる二つのVero細胞株(ATCC CCL-81株及びVero 76株)の全ゲノム配列をも解読し、Vero JCRB 0111株及びAGM個体の参照ゲノム配列と比較しつつ、内在性サル・D型レトロウイルス(SERV)の配列多様性を解析しました。
続きを読む: Vero細胞における新規内在性サル・レトロウイルス挿入配列:ヒト向けワクチン生産細胞基材の品質管理における意味合い
Clinical Features of Acute Flaccid Myelitis Temporally Associated with an Enterovirus D68 Outbreak: Results of a Nationwide Survey of Acute Flaccid Paralysis in Japan, August-December 2015.
Chong PF, Kira R, Mori H, Okumura A, Torisu H, Yasumoto S, Shimizu H, Fujimoto T, Hanaoka N, Kusunoki S, Takahashi T, Oishi K, Tanaka-Taya K; AFM collaborative study investigators.
Clin Infect Dis. 2017. doi: 10.1093/cid/cix860.
日本でエンテロウイルスD68(EV-D68)感染症と急性弛緩性麻痺(AFM)症例が同時期(2015年秋)に多発した。
続きを読む: エンテロウイルスD68の発生と一時的に関連した急性弛緩性脊髄炎の臨床的特徴:日本における急性弛緩性麻痺の全国調査結果、2015年8〜12月
In vivo virulence of MHC-adapted AIDS virus serially-passaged through MHC-mismatched hosts.
Seki S, Nomura T, Nishizawa M, Yamamoto H, Ishii H, Matsuoka S, Shiino T, Sato H, Mizuta K, Sakawaki H, Miura T, Naruse TK, Kimura A, Matano T
PLoS Pathog., 13(9):e1006638, 2017
HIV感染抑制にはCTL反応が中心的役割を担っている。HIV持続感染において、ゲノムにCTL逃避変異を有するウイルスの選択が頻繁に認められ、場合によってはこの逃避変異がウイルス増殖能の低下に結びつくことも知られている。MHC-I遺伝子型を共有しない宿主間のHIV伝播では、ウイルスは伝播前に獲得した逃避変異からの復帰変異と新たなCTL逃避変異を生じうる。本研究では、SIV感染サルエイズモデルの血漿をMHC-I遺伝子型の異なる個体に接種する伝播実験を繰り返した。
Allosteric regulation of phosphatidylinositol 4-kinase III beta by an antipicornavirus compound MDL-860.
Minetaro Arita, Georgi Dobrikov, Gerhard Pürstinger, and Angel S. Galabov
ACS Infectious Diseases, 3: 585-594, 2017
国立感染症研究所ウイルス第二部、ブルガリア科学アカデミー、オーストリアインスブルック大学との共同研究で、作用機序が未知であった抗ピコルナウイルス化合物MDL-860が宿主タンパクであるホスファチジルイノシトール-4-キナーゼβ(PI4KB)のアロステリック制御を介して抗ウイルス活性を示すことを見出しました。
続きを読む: 抗ピコルナウイルス化合物MDL-860は、宿主タンパクのホスファチジルイノシトール-4-キナーゼβ(PI4KB)をアロステリック制御する