国立感染症研究所

Both sphingomyelin and cholesterol in the host cell membrane are essential for rubella virus entry.

Otsuki N, Sakata M, Saito K, Okamoto K, Mori Y, Hanada K and Takeda M.

Journal of Virology , 92, e01130-17, 2018

 

virology 2018 2風疹は発熱・発疹・リンパ節の腫脹などを特徴とするウイルス感染症であり風疹ウイルス(Rubella virus)の感染によって引き起こされます。また免疫を持たない妊娠初期の女性に感染すると、風疹ウイルスが胎児にも感染して出生児に先天性の心疾患や難聴などの症状を示す先天性風疹症候群を引き起こすことがあります。

日時:平成30年7月5-6日
場所:滋賀県大津市におの浜 ピアザ淡海:滋賀県立県民交流センター
1.麻疹・風疹 2.薬剤耐性菌 3.HIV関連 4.百日咳・ボツリヌス 5.動物由来感染症 6.インフルエンザ 7.大腸菌 8.エンテロウイルス 9.寄生虫 10.レンサ球菌 11.アルボウイルス 12.ノロウイルス 13.カンピロバクター 14.アデノウイルス 15.レジオネラ 16.結核 17.リケッチア

Flap endonuclease I is required for hepatitis B virus cccDNA formation.

Kouichi Kitamura, Lusheng Que, Miyuki Shimadu, Miki Koura, Yuuki Ishihara, Kousho Wakae, Takashi Nakamura, Koichi Watashi, Takaji Wakita, and Masamichi Muramatsu

PLoS Pathog. 2018 Jun 21;14(6):e1007124. 

 

virology 2017 4

B型肝炎ウイルスの持続感染は、肝細胞がんをおこす可能性があり、日本人の肝細胞がんの主要な原因ウイルスである。B型肝炎ウイルスが肝細胞に感染すると、核内にcccDNAというウイルスDNAが形成されるが、残念ながら現在実用化されている抗ウイルス剤は、cccDNAの形成を防ぐ作用は持たず、既に形成されたcccDNAを直接除去する作用もない。現在、B型肝炎研究においては、このcccDNAをどのように除去するか、あるいはcccDNAの形成をどのように防ぐかが熱く議論されている。

Decrease in the prevalence of extended-spectrum cephalosporin-resistant Salmonella following cessation of ceftiofur use by the Japanese poultry industry.

Hiroaki Shigemura, Mari Matsui, Tsuyoshi Sekizuka, Daisuke Onozuka, Tamie Noda, Akifumi Yamashita, Makoto Kuroda, Satowa Suzuki, Hirokazu Kimura, Shuji Fujimoto, Kazunori Oishi, Nobuyuki Sera, Yasuo Inoshima, Koichi Murakami.

International Journal of Food Microbiology, 274, 45-51, 2018.

薬剤耐性菌の増加は人類にとって重要な問題となっています。ヒトの医療はもちろんですが、畜産分野等での抗菌薬の使用も、薬剤耐性菌出現の重要な要因です。今回、2012年の国内養鶏産業における抗菌薬セフチオフル(第三世代セファロスポリンの一種)の自主的使用中止により、それまで急増していた鶏肉を汚染する第三世代セファロスポリン耐性サルモネラが減少したことを確認しました(2011年45.5% [10/22 株] から2015年10.5% [2/19 株] に有意に減少)。

Molecular mechanisms of Streptococcus pneumoniae-targeted autophagy via pneumolysin, Golgi-resident Rab41, and Nedd4-1 mediated K63-linked ubiquitination.

Ogawa, M., Matsuda, R., Takada, N., Tomokiyo, M., Yamamoto, S., Shizukusihi, S., Yamaji, T., Yoshikawa, Y., Yoshida, M., Tanida, I., Koike, M., Murai, M., Morita, H., Takeyama, H., Ryo, A., Guan, J. L., Yamamoto, M., Inoue, J. I., Yanagawa, T., Fukuda, M., Kawabe, H. & Ohnishi, M.

Cell Microbiol. 2018 Mar 26:e12846. doi: 10.1111/cmi.12846.

常在菌である肺炎球菌は、時には鼻咽頭上皮バリアを突破し、血中へと移行し侵襲性感染(IPD)を引き起こすことが知られています。私たちは、細胞内に侵入した肺炎球菌の動態を解析した結果、ユビキチン–p62-LC3カーゴレセプターにより誘導された選択的オートファジーによって肺炎球菌が殺菌され、その誘導には肺炎球菌の保有するニューモリシンが必要であることを明らかにしました。

 

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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