(IDWR 2005年第6号) 中国南部の広東省を起源とした重症な非定型性肺炎の世界的規模の集団発生が、2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS: severe acut...
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第7回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの報告による、2020年9月1日時点での我が国における新型コロナウイルス感染症の状況についてお知らせいたします。
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・人口10万人当たりの1週間の累積感染者数(8/25~8/31)
全国 4.13人(5,209人↓)、東京都 9.98人(1,389人↓)、愛知県 4.05人(306人↓)、大阪府 7.36人(648人↓)、福岡県 8.41人(429人↓)、沖縄県 15.97人(232人↓)
・感染経路が特定できない症例の割合(8/22~8/28) 全国 50.8%(前週差0.1%↓)、東京都 59.5%(2.4%↓)
本邦において、severe acute respiratory syndrome coronavirus 2(以下SARS-CoV-2)感染による新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)は2020年2月1日に指定感染症に定められた。これにより、医師による迅速な感染症発生動向調査(NESID)への届出、感染者に対する入院措置や公費による適切な医療の提供、感染者発生時の積極的疫学調査(接触者調査)の実施による感染者の把握が開始された。その後、5月13日に届出票の様式改訂が行われ、5月29日に新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システムHealth Center Real-time information-sharing System on COVID-19(以下HER-SYS)が導入された。本稿は2020年2月1日~5月28日の間にNESIDに届出されたCOVID-19のうち、自治体により確認済となった20歳未満例(患者、無症状病原体保有者の両者を含む)についてまとめた(2020年7月21日データ抽出、その時点で確認済であった例)。この調査期間にNESIDに届出がなされ、7月21日時点で確認済であった全COVID-19症例(患者、無症状病原体保有者、感染症死亡者の死体)は16,765例であった。