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1.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第27報)
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(感染症危機管理研究センター)
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... circulating variants of interest (VOIs))」、BA.2.75系統、CH.1.1系統、BQ.1系統、XBB系統、XBB.1.16系統、XBB.1.9.1系統、XBF系統を「現在流行中の監視下の変異株 ((Currently circulating variants under monitoring(VUMs)」としている。ただし、亜系統間で感染者数増加の優位性、免疫逃避の可能性以外に、重症度や感染・伝播性などのウイルスの形質が大きく変わるという知見はなく、国立感染症研究所では当面は現行の変異株の分類を継続する。引き続き、特定の亜系統に限らず、国内や検疫におけるゲノム解析による変異株の発生動向の監視や知見の収集を幅広く実施していくことが重要である。 ...
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作成日 2023年4月21日
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2.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第26報)
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(感染症危機管理研究センター)
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... ((Currently circulating variants under monitoring(VUMs)」としている。ただし、亜系統間で感染者数増加の優位性、免疫逃避の可能性以外に、重症度や感染・伝播性などのウイルスの形質が大きく変わるという知見はない状況にあり、当面は現行の変異株の分類を継続する。引き続き、特定の亜系統の限らず、国内や検疫におけるゲノム解析による変異株の発生動向の監視や知見の収集を幅広く実施していくことが重要である。 ...
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作成日 2023年3月24日
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3.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第25報)
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(感染症危機管理研究センター)
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...
現時点では、オミクロンと総称される系統の中で、主に免疫逃避に寄与する形質を持つがその他の形質は大きく変化していない変異株が生じていると考えられる。世界の人口の免疫獲得状況や、介入施策が多様になる中で、変異株の形質が流行動態に直接寄与する割合は低下していると考えられる。変異株の発生動向や病原性・毒力(virulence)、感染・伝播性、ワクチン・医薬品への抵抗性、臨床像等の形質の変化を継続して監視し、迅速にリスクと性質を評価し、それらに応じた介入施策が検討される必要がある。 ...
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作成日 2023年2月10日
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4.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について(第24報)
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(感染症危機管理研究センター)
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...
現時点では、オミクロンと総称される系統の中で、主に免疫逃避に寄与する形質を持つがその他の形質は大きく変化していない変異株が生じていると考えられる。世界の人口の免疫状態や、介入施策も多様になる中で、変異株の性質が流行の動態に直接的に寄与する割合は低下していると考えられる。変異株の発生動向や病原性・毒力(virulence)、感染・伝播性、ワクチン・医薬品への抵抗性、臨床像等の形質の変化を継続して監視し、迅速にリスクと性質を評価し、それらに応じた介入施策が検討される必要がある。 ...
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作成日 2023年1月13日
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5.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について(第23報)
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(感染症危機管理研究センター)
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...
現時点では、オミクロンと総称される系統の中で、主に免疫逃避に寄与するがその他の形質は大きく変化していない変異株が生じていると考えられる。世界の人口の免疫状態や、介入施策も多様になる中で、変異株の性質が流行の動態に直接的に寄与する割合は低下していると考えられる。変異株の発生動向や病原性・毒力(virulence)、感染・伝播性、ワクチン・医薬品への抵抗性、臨床像等の形質の変化を継続して監視し、迅速にリスクと性質を評価し、それらに応じた介入施策が検討される必要がある。 ...
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作成日 2022年12月16日
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6.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第22報)
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(感染症危機管理研究センター)
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... 2022)。2022年第42週時点で、XBB系統とその亜系統(以下XBB系統)は全世界で検出された株の2.0%を占め、前週から割合が上昇している(WHO, 2022a)。シンガポールにおいては、9月末からXBB系統の占める割合が上昇するとともに感染者数、入院者数が増加した一方で、重症者数は横ばいであった。10月15日に、シンガポール保健省はXBB系統の感染・伝播性が既存の変異株と同等以上と考えられ、再感染のリスクが高まる可能性があるものの、重症化につながっている証拠はないことを述べている ...
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作成日 2022年11月18日
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7.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第21報)
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(感染症危機管理研究センター)
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...
BA.2.75系統、BA.4.6系統ともに、他の系統と比較した感染・伝播性、重症度に関する明らかな知見はなく、疫学的な評価については今後の各国での検出状況、感染者数や重症者数の推移を注視する必要がある。
オミクロンの新規亜系統の世界的な発生状況について
世界各地でBA.2系統やBA.5系統を起源とする亜系統が多数発生し、それらの有するスパイクタンパク質の変異から、中和抗体からの逃避能の上昇が懸念されている。 ...
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作成日 2022年10月21日
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8.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第20報)
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(感染症危機管理研究センター)
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... 「感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される SARS-CoV-2 の変異株について」
第 14 報 2021/10/28 12:00 時点
第 13 報 2021/08/28 12:00 時点
第 12 報 2021/07/31 12:00 時点
第 11 報 2021/07/17 12:00 時点
第 10 報 2021/07/06 18:00 時点
第 9報 ...
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作成日 2022年9月08日
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9.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第19報)
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(感染症危機管理研究センター)
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...
第18報 2022/07/01 9:00時点
第17報 2022/06/03 9:00時点
第16報 2022/04/26 9:00時点
第 15 報 2022/03/28 9:00 時点 注)タイトル変更
「感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される SARS-CoV-2 の変異株について」
第 14 報 2021/10/28 12:00 時点 ...
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作成日 2022年7月29日
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10.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第18報)
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(感染症危機管理研究センター)
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感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第18報)
国立感染症研究所 2022年7月1日9:00時点
PDF
変異株の概況
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)変異株は、第17報時点と同様に、B.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)が支配的な状況が世界的に継続している。世界でゲノム解析され ...
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作成日 2022年7月01日
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11.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第17報)
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(感染症危機管理研究センター)
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感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第17報)
国立感染症研究所 2022年6月3日9:00時点
PDF
変異株の概況
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)変異株は、第16報時点と同様に、B.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)が支配的な状況が世界的に継続している。世界でゲノム解析され ...
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作成日 2022年6月03日
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12.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第16報)
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(感染症危機管理研究センター)
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感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第16報)
国立感染症研究所
2022年4月28日9:00時点
PDF
変異株の概況
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)変異株は、第15報時点と同様に、B.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)が支配的な状況が継続している。世界でも過去 ...
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作成日 2022年4月28日
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13.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第15報)
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(感染症危機管理研究センター)
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...
(VOC; Variants of Concern)
公衆衛生への影響が大きい感染・伝播性、毒力*、及び治療・ワクチン効果の変化が明らかになった変異株
対応
・週単位で検出数を公表(IDWR)
・ゲノムサーベイランス(国内・検疫)で監視
・必要に応じて変異株PCR検査で監視
・積極的疫学調査
デルタ株
オミクロン株
注目すべき変異株 ...
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作成日 2022年3月31日
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14.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第14報)
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(感染症危機管理研究センター)
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...
表1 国立感染症研究所による国内における変異株の分類(2021年10月28日時点)
分類
定義
主な対応
該当
変異株
懸念される変異株
(VOC; Variants of Concern)
公衆衛生への影響が大きい感染・伝播性、毒力*、及び治療・ワクチン効果の変化が明らかになった変異株 ...
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作成日 2021年10月29日
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15.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第13報)
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(情報センター)
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...
ラムダ株は、南米地域のいくつかの国(ペルー、チリ、エクアドル)では、国際ゲノムデータベースGISAIDに登録された情報に基づくと、比較的多くの割合(16~26%)を占めている(outbreak.info、2021年8月28日12時時点、直近60日間における割合)が、いずれの国においてもその割合は増加傾向にはなく、世界的な拡大傾向は認められない。ペルー及びチリにおいては、デルタ株の占める割合が低く、ガンマ株とラムダ株の割合が拮抗しているが、ラムダ株が増加傾向にはない。ガンマ株が主体であったブラジルにおいては、デルタ株による置換が進行している。感染・伝播性が非常に高いデルタ株がガンマ株に対して優勢である現状において、ラムダ株がそれを上回る感染・伝播性があることは現状では考えにくい。また、南米以外では、メキシコ、スペイン、ドイツ、米国で100例以上のラムダ株を検出しているが、いずれの国でも全体の1%にも満たず、現在はデルタ株がほとんどを占めている状況にある。 ...
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作成日 2021年9月02日
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16.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第12報)
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(情報センター)
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... 14:00時点
第6報 2021/02/12 18:00時点
第5報 2021/01/25 18:00時点
注)タイトル変更 「感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念されるSARS-CoV-2の新規変異株について」
第4報 2021/01/02 15:00時点
第3報 2020/12/28 14:00時点
第2報 2020/12/25 ...
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作成日 2021年8月04日
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17.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第11報)
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(情報センター)
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...
国立感染症研究所感染症疫学センターの解析(2021年7月13日時点)では、SARS-CoV-2陽性検体に占めるL452R変異を有する検体の割合は、関東地方で40%以上、関西地方で20%以上と推定されている(4)。
B.1.1.7系統の変異株(アルファ株)の報告数は減少しているところであるが、スパイクタンパクにL455F変異が入ったウイルスが国内で84件検出されている(2021年7月16日時点)。GISAID登録情報では、世界で591件、うち日本からの登録は43件である。L455F変異はレセプターとの結合力の上昇に寄与すると考えられる変異であるが(5)、現時点では、感染・伝播性や重篤度、ワクチンの効果への影響を示唆する知見はなく、引き続き注視していく。 ...
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作成日 2021年7月21日
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18.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第10報)
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(情報センター)
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Outbreak.infoによれば(2)、南米で、過去60日間の検出割合の増加が見られており、チリ(30%)、ペルー(50%)、エクアドル(11%)である(2021年7月4日時点)。
C.37系統(ラムダ株)のSタンパクの特徴的な変異としては、G75V、T76I、del247/253、L452Q, F490S, D614G, T859Nがある。感染・伝播性の増加と中和抗体能への抵抗性と関連している可能性があるが、実験的データは限られている(3)。 ...
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作成日 2021年7月07日
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19.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第9報)
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(情報センター)
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... Variant of Concern)の一つであるB.1.1.7系統の変異株(アルファ株)にほぼ置き換わった。
一方で、B.1.617.2系統の変異株(デルタ株)が国内でも増加しつつある。英国の報告では、B.1.1.7系統よりも感染・伝播性が高いと見られている。
VOCsとして扱われてきたB.1.617系統については、B.1.617.1~3の3系統にさらに分類されるようになった。そのうち、B.1.617.3系統については、その後ほとんど確認されていないため、VOCsにも注目すべき変異株(VOIs; ...
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作成日 2021年6月14日
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20.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第8報)
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(情報センター)
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国立感染症研究所 2021年4月7日17:00時点
PDF
要約
懸念される変異株(VOC)感染者の割合が国内でも増加しつつある。 変異株スクリーニングPCRの全国的な導入によりVOCの実態が明らかになってきた。中でも、VOC-202012/01が大半を占め、関西圏で増加傾向である。海外の報告と同様に、従来株と比べて感染・伝播性が高いと見られる。
N501YとE484K変異を有するP.3系統株がフィリピンからの入国者から新たに見つかったことから、国内ではVOCとして扱うこととする。 ...
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作成日 2021年4月07日
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21.
日本における感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルスの新規変異株症例について(2021年2月26日時点)
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(新型コロナウイルス感染症(COVID-19))
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...
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株の感染者が世界各地から報告され、いくつかの国ではこれらの変異株が感染者に占める割合が上昇傾向にある。国内においても、特に英国で最初に検出されたVOC-202012/01、南アフリカで最初に検出された501Y.V2、ブラジルからの帰国者において日本で最初に検出された501Y.V3の流行が懸念されており、これらを含む新規変異株の流行状況のモニタリングと特性の評価が求められる。本稿は、国内及び検疫で確認された新規変異株の状況を把握することを目的としている。 ...
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作成日 2021年3月09日
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22.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第7報)
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(新型コロナウイルス感染症(COVID-19))
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...
国内においても、VOCの感染者やクラスターの報告が増加しつつあり、VOC感染者の大半は渡航歴が無い。大都市圏を中心に緊急事態宣言が発出され新規感染者が減少傾向の中、VOCの感染者は増加傾向にあり、諸外国と同様に国内でもVOC-202012/01の占める割合が増加していく可能性がある。これらVOCはウイルスの感染・伝播性が増加している可能性があることから、主流株としてまん延した場合には、従来と同様の対策では、これまで以上の患者数や重症者数の増加につながり、医療・公衆衛生体制を急速に圧迫するおそれがある。国内でのまん延拡大防止のためには、入国者数の制限や検疫により、渡航者によるVOCの国内持ち込みを極力抑制する必要がある。加えて、国内対策を強化し、VOC感染者の早期検知と、特にVOCクラスターの迅速な封じ込め及び社会全体でのクラスター発生機会の抑制策を推奨する。ほか、まん延状況によっては外出自粛等のより強力な対策を行うことも選択肢となる。VOCの感染性が高まるメカニズムは明らかでない点が多いが、小児等を含めた感染・伝播性の実態に即して流行制御戦略を適合させていく必要がある。 ...
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作成日 2021年3月08日
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23.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第6報)
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(新型コロナウイルス感染症(COVID-19))
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...
国内においても、渡航歴のない者や渡航歴のある者との疫学的関連のないVOC-202012/01の感染者が各地で報告されつつある。流行国ではこれから変異株の占める割合が上昇することが見込まれている。これらの変異株はウイルスの感染・伝播性が増加している可能性があることから、まん延した場合には、従来と同様の対策では、これまで以上の患者数や重症者数の増加につながり、医療・公衆衛生体制を急速に圧迫するおそれがある。国内でのまん延拡大防止のためには、入国者数の制限や検疫により、渡航者による変異株の国内持ち込みを極力抑制する必要がある。加えて、国内対策を強化し、変異株感染者の早期検知と、特に変異株クラスターの迅速な封じ込め及び社会での接触機会の抑制を推奨する。 ...
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作成日 2021年2月15日
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24.
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第5報)
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(新型コロナウイルス感染症(COVID-19))
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}
国立感染症研究所 2021年1月25日18:00時点
PDF
要約
ウイルスのヒトへの感染性・伝播のしやすさや、すでに感染した者・ワクチン接種者が獲得した免疫の効果に影響を与える可能性のある遺伝子変異を有する複数の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株が世界各地から報告されている。特に、VOC-202012/01と501Y.V2については、最初に報告された英国、南アフリカのみならず、日本を含む世界各地で検出されている。また、日本は検疫において、ブラジルからの渡航者から新たな変異株501Y.V3を検出した。この変異株は、VOC-202012/01と501Y.V2と共通の遺伝子変異を一部で認める。ブラジル・アマゾナス州で検出されているほか、いくつかの国でブラジルからの渡航者から検出されている。VOC-202012/01と501Y.V2は、ウイルスの感染性が増加している可能性があることから、まん延した場合には、従来と同様の対策では、これまで以上の患者数や重症者数の増加につながり、医療・公衆衛生体制を急速に圧迫するおそれがある。501Y.V2と501Y.V3は、感染・伝播性が増加している可能性と抗原性が変化している可能性が遺伝子配列情報から示唆されている。なお、感染・伝播性や抗原性との関連が懸念されるスパイクタンパクのいくつかの部位の変異は、世界各地で別々に生じており、海外で発生した変異株が国内に持ち込まれることのみならず、国内の流行株においてもこのような部位に変異を生じた株が発生する可能性もある。感染性の増加や抗原性の変化が懸念される変異株の国内での感染拡大との関連性が認められる国・地域へ渡航歴のある者等の管理体制を強化するとともに、変異株の監視と情報収集を強化・継続することを推奨する。 ...
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作成日 2021年1月25日
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25.
アフリカ大陸におけるクレード I によるエムポックスの流行について(第 2 報)
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(感染症危機管理研究センター)
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... 2024a)。 クレードIaとクレードIbのヒトへの感染・伝播性や病毒性(virulence)が異なっているかどうかは明らかになっていない。
DRCでは、2023年に合計14,626例の臨床診断例と654例の死亡例が報告され(致命率4.5%)、過去最多の症例数、死亡数となった(WHO, 2024b)。2024年にはさらに報告数が増加傾向にあり、8月16日時点で17,794件の症例(疑い例14,934件、確定例2,860件)が報告され、うち死亡者535⼈(致命率3.2%)と報告されている(Africa ...
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作成日 2024年8月23日
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26.
IASR 44(7), 2023【特集】新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 2023年5月現在
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(IASR 特集)
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...
ゲノムサーベイランスと感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される変異株の出現: 国内においては, COVID-19発生初期からSARS-CoV-2のゲノムサーベイランスが行われてきた。国立感染症研究所(感染研), 地方衛生研究所(地衛研), 検疫所等では協力してウイルスゲノム解析を実施し, ウイルスゲノム情報を使用したクラスター対策や疫学情報とあわせてのモニタリングに活用されてきた。
2020年末から, ...
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作成日 2023年7月27日
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27.
SARS-CoV-2変異株について
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(インフルエンザ・呼吸器系ウイルス研究センター)
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.covid19-wrapper ol.reference li {
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}
.covid19-wrapper table.small {
font-size: 85%;
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一般的にウイルスは増殖や感染を繰り返す中で徐々に変異をしてくことが知られており、新型コロナウイルスについても少しずつ変異をしています。大半の変異はウイルスの特性にほとんど影響を及ぼしませんが、一部の変異では、感染・伝播性、重症化リスク、ワクチン・治療薬の効果、診断法などに影響を及ぼすことがあります。 国立感染症研究所では新型コロナウイルスの変異株について迅速リスク評価を行い、「懸念される変異株(VOC)」、「注目すべき変異株(VOI)」、「監視下の変異株(VUM)」に分類しています。 ...
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作成日 2023年6月01日
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28.
IASR 43(12), 2022【特集】新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 2022年11月現在
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(IASR 特集)
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... これまで男性にかたよった性差がみられなくなり, 10代以下の陽性者が大きく増加した。特に2022年以降, 性別・年齢分布は大きな変化を認めた(本号3ページ)。また, 各年齢階級別にみた累積の死亡者数の陽性者数に対する割合においては, 2021年5月現在と比較して減少し, 80代以上で3.0%, 70代で0.9%, 60代で0.2%, 50代以下の年齢群では0.1%未満であった。
ゲノムサーベイランスと感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される変異株の出現: 国内においては, ...
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作成日 2022年12月23日
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29.
国立感染症研究所における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)変異株のモニタリングと評価
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(IASR特集関連記事514号)
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... Assignment of Named Global Outbreak Lineages: PANGO系統)分類のB.1.1.7系統の変異株である。感染・伝播性の上昇が著しく, その後, ほぼ世界的に流行株はアルファに置き換わるに至った。以後, 感染・伝播性の上昇, あるいは既感染やワクチンによる獲得免疫から逃避する性質, あるいはその両方により, 感染者数増加の優位性(growth advantage)を有するB.1.617.2系統の変異株(デルタ), ...
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作成日 2022年12月23日
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30.
変異株の中和抗体薬と抗ウイルス薬の感受性評価
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(IASR特集関連記事514号)
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変異株の中和抗体薬と抗ウイルス薬の感受性評価
(IASR Vol. 43 p279-280: 2022年12月号)
はじめに
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスである新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)には変異の蓄積が続いており, 感染・伝播性の増加や抗原性の変化を起こした変異株の発生が認められる。2022年10月において日本国内の感染主流株であるオミクロンBA.5系統はスパイク糖タンパク質に多くの変異を持ち, ...
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作成日 2022年12月23日
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31.
変異ウイルス出現時の積極的疫学調査
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(IASR特集関連記事514号)
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...
国立感染症研究所実地疫学研究センター, クラスター対策班接触者追跡チームとしての実地疫学研究センター・FETPの活動報告(3)(2021年12月31日時点) https://www.niid.go.jp/niid/ja/jissekijpn/11486-profilejpn-9.html
小林祐介ら, IASR 42: 137-139, 2021
国立感染症研究所, 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について(第12報)2021年7月31日12:00時点 ...
-
作成日 2022年12月23日
-
32.
国立感染症研究所が公表している新規変異株に関する報告
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(感染症危機管理研究センター)
-
<国立感染症研究所が公表している新規変異株に関する報告>
●感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第27報)
●新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株 KP.3系統について
●過去のデータ
2023年・2024年
選択してください 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株 ...
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作成日 2022年7月01日
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33.
変異株に関する疫学調査
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(感染症危機管理研究センター)
-
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2021年4月23日(2021年6月25日一部改訂)
・空港検疫所における新型コロナウイルス感染症(新規変異株)の積極的疫学調査
2021年4月8日
・日本国内で報告された新規変異株症例の疫学的分析(第1報)2021年4月5日
・日本における感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス
の新規変異株症例について(2021年2月26日時点)2021年3月9日 ...
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作成日 2022年7月01日
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34.
2021年5~6月にかけて関東地方で発生した新型コロナウイルスB.1.617.2(デルタ株)症例に関する実地疫学調査で得られた2つの製造業事業所の対策に関する考察
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(IASR 月報 国内)
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... 事業所Bでは健康観察や適時の検査が不十分であり, 診断に至らなかった感染者がいた可能性があったこと, が挙げられる。
2022年に入り, 国内ではオミクロン株が主流となっているが, 事業所における感染対策の徹底は, 事業所の安全な運営および地域における感染拡大防止に引き続き重要である。
参考文献
国立感染症研究所, 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について(第12報) ...
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作成日 2022年6月22日
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35.
オミクロン株の組換え体について
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(感染症危機管理研究センター)
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XE系統に限らず、また、組換え体に限らず、感染拡大状況を注視し、感染・伝播性や免疫回避等の生物学的性質が大幅に変化し社会に大きなインパクトをもたらす変異株の発生を監視していく必要がある。引き続き、諸外国の状況や知見等も収集しつつ、ゲノムサーベイランスによる監視を行っていく。
参考文献
国立感染症研究所. 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について ...
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作成日 2022年4月11日
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36.
SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第9報)
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(感染症危機管理研究センター)
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... of Concern; VOC)に位置づけを変更した(WHO. Classification of Omicron (B.1.1.529) )。
2021年11月26日、国立感染症研究所は、PANGO系統でB.1.1.529系統に分類される変異株を、感染・伝播性、抗原性の変化等を踏まえた評価に基づき、注目すべき変異株(Variant of Interest; VOI)として位置づけ、監視体制の強化を開始した。2021年11月28日、国外における情報と国内のリスク評価の更新に基づき、B.1.1.529 ...
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作成日 2022年3月18日
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37.
SARS-CoV-2 オミクロン株感染による新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査(第6報):ウイルス学的・血清学的特徴
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(情報センター)
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令和4年3月14日 国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 国際感染症センター
【要旨】
2021年11月末以降、感染・伝播性や抗原性が従来株から大きく変化した変異株であるオミクロン株が出現し、我が国を含む全世界で主流となっている。オミクロン株感染者(オミクロン株症例)のウイルス学的特徴と血清学的特徴を迅速に把握することを目的に、感染症法第15条第2項の規定に基づき積極的疫学調査を実施した。本調査では、2021年11月29日から2022年1月13日までに本積極的疫学調査協力医療機関に入院し診療を行い、ゲノム解析により感染ウイルスがオミクロン株と確定した者を対象症例とした。登録された126症例(ワクチン接種者:63症例*、ワクチン未接種者:61症例)の年齢中央値は31歳(四分位範囲18-47歳)、退院までの全経過における重症度は、無症状が27例(21.4%)、軽症が92例(73.0%)、中等症Ⅰが6例(4.8%)、中等症Ⅱが1例(0.8%)であった。対象症例から得られた呼吸器検体662検体、血液検体190検体を用いてウイルス学的検査および血清学的検査を実施した。その結果、オミクロン株症例の呼吸器検体における感染性ウイルス検出率は、ワクチン接種者とワクチン未接種者ともに診断もしくは発症後5日目から10日目にかけて低下し、10日目以降は感染性ウイルスがほとんど検出されなくなることが示唆された。また、オミクロン株症例の血清学的特徴として、ワクチン未接種者では感染後にオミクロン株に特異的な中和抗体が誘導されるのに対して、ワクチン接種者では感染後に従来株とオミクロン株の双方に中和能を有する交差中和抗体が誘導される傾向があることが示唆された。なお、本調査では、ワクチンの有効性やワクチン接種後感染の発生割合については評価していない。 ...
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作成日 2022年3月14日
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38.
新型コロナウイルス感染症陽性者宿泊療養施設職員におけるオミクロン株感染
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(IASR 速報記事)
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陽性例の行動歴とゲノム解析結果から、宿泊療養施設での入所者から施設従業員への感染と考えられたオミクロン株感染2例を認めた。感染機会として、症例Bは短時間使用フェイスシールドの頻回な再利用における接触感染の可能性が疑われた。洗濯室でのエアロゾル・空気感染は、短時間で会話も最小限であり、可能性は低いと考えられた。症例Cは、症例A、Bとの明確な近距離での接触や会話、エアロゾル・空気感染が起こりうる状況(換気不良、狭い空間、密、長時間)は確認されず、一方で手指衛生をほとんど実施していなかったことから、間接的な接触感染が否定できない状況であった。宿泊療養施設では、職員の非番日を含めた健康観察の徹底、個人防護具の適切な管理、手指衛生の徹底、施設内換気状況の確保、職員のワクチン接種の徹底が重要である。本事例からは、感染・伝播性が増しているオミクロン株による感染であっても2)、宿泊療養施設でN95マスクを一律に使用していく状況ではないと考えられたが、今後感染経路を注意深く観察していく必要がある。 ...
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作成日 2022年2月25日
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39.
SARS-CoV-2 B.1.1.529系統(オミクロン株)感染による新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査(第5報): 疫学的・臨床的特徴
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(情報センター)
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令和4年2月18日 国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 国際感染症センター
【背景・目的】
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)においては、B.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)が、2021年11月末以降、我が国を含む世界各地から報告され、感染・伝播性や抗原性の変化が懸念されている ...
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作成日 2022年2月18日
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40.
SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第8報)
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(感染症危機管理研究センター)
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... of Concern; VOC)に位置づけを変更した(WHO. Classification of Omicron (B.1.1.529) )。
2021年11月26日、国立感染症研究所は、PANGO系統でB.1.1.529系統に分類される変異株を、感染・伝播性、抗原性の変化等を踏まえた評価に基づき、注目すべき変異株(Variant of Interest; VOI)として位置づけ、監視体制の強化を開始した。2021年11月28日、国外における情報と国内のリスク評価の更新に基づき、B.1.1.529 ...
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作成日 2022年2月18日
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41.
新型コロナワクチンの有効性を検討した症例対照研究の暫定報告(第三報)
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(情報センター)
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... design)を実施している。これまでの暫定報告においては、我が国における新型コロナワクチン導入初期に流行したB.1.1.7系統(アルファ株)およびB.1.617.2系統(デルタ株)に対して、高い有効性(vaccine effectiveness)を示すことが確認された4-5。しかし、海外の報告によると、2回接種により獲得した免疫が半年程度で減衰することが確認されており6-8、国内でも2021年12月から3回目の接種(ブースター接種)が開始となった。また、2021年11月末以降に出現し、世界各地に急速に流行拡大した感染・伝播性や抗原性の変化が懸念されるB.1.1.529系統(オミクロン株)については、デルタ株を含む過去の流行株に比してワクチンの有効性が減弱している可能性が指摘されている9-10。そこで、今回は、関東において上旬にはオミクロン株が9割以上を占め、下旬にはほぼ全ての検出株がオミクロン株であったと想定される11-12、2022年1月3日以降の調査における暫定結果を報告する。 ...
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作成日 2022年2月16日
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42.
SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第7報)
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(感染症危機管理研究センター)
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... of Concern; VOC)に位置づけを変更した(WHO. Classification of Omicron (B.1.1.529) )。
2021年11月26日、国立感染症研究所は、PANGO系統でB.1.1.529系統に分類される変異株を、感染・伝播性、抗原性の変化等を踏まえた評価に基づき、注目すべき変異株(Variant of Interest; VOI)として位置づけ、監視体制の強化を開始した。2021年11月28日、国外における情報と国内のリスク評価の更新に基づき、B.1.1.529 ...
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作成日 2022年1月28日
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43.
SARS-CoV-2 B.1.1.529系統(オミクロン株)感染による新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査(第4報): 疫学的・臨床的特徴
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(情報センター)
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令和4年1月28日 国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 国際感染症センター
【背景・目的】
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)においては、B.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)が、2021年11月末以降、我が国を含む世界各地から報告され、感染・伝播性や抗原性の変化が懸念されている ...
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作成日 2022年1月28日
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44.
SARS-CoV-2 B.1.1.529系統(オミクロン株)感染による新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査(第3報):新型コロナウイルス無症状病原体保有者におけるウイルス排出期間
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(情報センター)
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令和4年1月27日
国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 国際感染症センター
【背景・目的】
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)においては、B.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)が、2021年11月末以降、我が国を含む世界各地から報告され、感染・伝播性や抗原性の変化が懸念されている。国内においては、オミクロン株についての知見が不十分であったため、2022年1月4日までは、オミクロン株による新型コロナウイルス感染症患者(オミクロン株症例)については、隔離解除のため核酸増幅法または抗原定量検査による2回連続の陰性確認を行ってきた。国立感染症研究所(感染研)と国立国際医療研究センター ...
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作成日 2022年1月27日
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45.
SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第6報)
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(感染症危機管理研究センター)
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2022年1月13日9:00時点
1月14日一部修正
1月20日一部修正
1月25日一部修正
国立感染症研究所
PDF
主な更新事項
「ウイルスの性状・臨床像・疫学に関する評価についての知見」の「感染・伝播性」について、「国内の知見」を更新(5-6ページ)
「ワクチン・抗体医薬品の効果への影響や自然感染による免疫からの逃避」について、「細胞性免疫について」の項を追加(10-11ページ) ...
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作成日 2022年1月13日
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46.
SARS-CoV-2 B.1.1.529系統(オミクロン株)感染による新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査:新型コロナワクチン未接種者におけるウイルス排出期間(第2報)
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(情報センター)
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令和4年1月13日 令和4 年1月20日 誤記訂正 国立国際医療研究センター 国際感染症センター
【背景・目的】
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)においては、B.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)が、2021年11月末以降、我が国を含む世界各地から報告され、感染・伝播性や抗原性の変化が懸念されている。国内においては、新型コロナウイルス感染症患者は感染症法または検疫法に基づいて入院措置等が行われる。オミクロン株についての知見が不十分であったため、2022年1月4日までは、オミクロン株による新型コロナウイルス感染症患者(オミクロン株症例)については、オミクロン株以外による新型コロナウイルス感染症患者(非オミクロン株症例)と異なる退院基準・解除基準が設定されており、核酸増幅法または抗原定量検査による2回連続の陰性確認が必要とされていた。しかし、この退院基準では入院期間が長期化し、患者及び医療機関等の負担となっていたことから、オミクロン株症例のウイルス排出期間等について早急に明らかにする必要があった。厚生労働省、国立感染症研究所(感染研)において、国立国際医療研究センター国際感染症センター及び関係医療機関・自治体の協力のもと、感染症法第15条第2項の規定に基づきオミクロン株症例の積極的疫学調査を行っている。本調査において、新型コロナワクチン2回接種から14日以上経過している者(以降、「ワクチン接種者」と記載)における感染性ウイルス排出期間を検討し、発症または診断10日以降に感染性ウイルスを排出している可能性は低いことが示唆され、1月5日に第1報として報告するとともに、同日、厚生労働省より事務連絡(https://www.mhlw.go.jp/content/000876461.pdf)が発出され、ワクチン接種者においては、退院基準・解除基準を非オミクロン株症例と同様の取扱いとすることとなっている。しかし、新型コロナワクチン未接種者(以降、「ワクチン未接種者」と記載)におけるオミクロン株症例においては知見が得られなかった。第1報以降、ワクチン未接種者におけるオミクロン株症例の呼吸器検体中のウイルスRNA量(Cq値)の推移を検討したため、これを示す。 ...
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作成日 2022年1月13日
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47.
SARS-CoV-2 B.1.1.529系統(オミクロン株)感染による新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査(第1報):感染性持続期間の検討
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(情報センター)
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令和4年1月5日 国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 国際感染症センター
英語版
【背景・目的】
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)においては、B.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)が、2021年11月末以降、我が国を含む世界各地から報告され、感染・伝播性や抗原性の変化が懸念されている。国内においては、新型コロナウイルス感染症患者は感染症法または検疫法に基づいて入院措置等が行われる。オミクロン株についての知見が不十分であるため、令和4年1月4日現在、オミクロン株による新型コロナウイルス感染症患者(オミクロン株症例)については、オミクロン株以外による新型コロナウイルス感染症患者(非オミクロン株症例)と異なる退院基準が設定されており、核酸増幅法または抗原定量検査による2回連続の陰性確認が必要とされている。しかし、現在の退院基準では入院期間が長期化し、患者及び医療機関等の負担となる可能性があることから、オミクロン株症例のウイルス排出期間等について明らかにする必要がある。 ...
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作成日 2022年1月05日
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48.
SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第5報)
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(感染症危機管理研究センター)
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... of Concern; VOC)に位置づけを変更した(WHO. Classification of Omicron (B.1.1.529) )。
2021年11月26日、国立感染症研究所は、PANGO系統でB.1.1.529系統に分類される変異株を、感染・伝播性、抗原性の変化等を踏まえた評価に基づき、注目すべき変異株(Variant of Interest; VOI)として位置づけ、監視体制の強化を開始した。2021年11月28日、国外における情報と国内のリスク評価の更新に基づき、B.1.1.529 ...
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作成日 2021年12月28日
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49.
SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第4報)
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(感染症危機管理研究センター)
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... of Concern; VOC)に位置づけを変更した(WHO. Classification of Omicron (B.1.1.529) )。
2021年11月26日、国立感染症研究所は、PANGO系統でB.1.1.529系統に分類される変異株を、感染・伝播性、抗原性の変化等を踏まえた評価に基づき、注目すべき変異株(Variant of Interest ; VOI)として位置づけ、監視体制の強化を開始した。2021年11月28日、国外における情報と国内のリスク評価の更新に基づき、B.1.1.529 ...
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作成日 2021年12月16日
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50.
SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第3報)
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(感染症危機管理研究センター)
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... Brief)。
2021年11月26日、国立感染症研究所は、PANGO系統でB.1.1.529系統に分類される変異株を、感染・伝播性、抗原性の変化等を踏まえた評価に基づき、注目すべき変異株(VOI)として位置づけ、監視体制の強化を開始した。2021年11月28日、国外における情報と国内のリスク評価の更新に基づき、B.1.1.529 系統(オミクロン株)を、懸念される変異株(VOC)に位置付けを変更した。 ...
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作成日 2021年12月08日