>Seiya Ozono, Yanzhao Zhang, Hirotaka Ode, Kaori Sano, Toong Seng Tan, Kazuo Imai, Kazuyasu Miyoshi, Satoshi Kishigami, Takamasa Ueno, Yasumasa Iwatani, Tadaki Suzuki & Kenzo Tokunaga
Nature Communications. (2021) Feb 8; 12:848 DOI:https://doi.org/10.1038/s41467-021-21118-2
我々が先頃樹立したレンチウイルスベクター系(Ozono et al., J Biol Chem, 2020)を用いて、新型コロナウイルスのスパイク(S)蛋白質(SARS2-S)によるシュードウイルスの感染効率を検討した。
A Novel DNA Chromatography Method to Discriminate Mycobacterium abscessus Subspecies and Macrolide Susceptibility.
Mitsunori Yoshida, Sotaro Sano, Jung-Yien Chien, Hanako Fukano, Masato Suzuki, Takanori Asakura, Kozo Morimoto, Yoshiro Murase, Shigehiko Miyamoto, Atsuyuki Kurashima, Naoki Hasegawa, Po-Ren Hsueh, Satoshi Mitarai, Manabu Ato, Yoshihiko Hoshino
非結核性抗酸菌症のうち、難治性の肺MABC症の原因菌には3つの亜種が存在する。亜種によりマクロライドに対する感受性が異なり、予後が異なることが報告されているため、亜種鑑別やマクロライド反応性の予測が臨床上重要である。我々はMABC臨床分離株のゲノム解析を行い、3亜種それぞれに特異的な配列部位およびマクロライド誘導耐性を示さない菌株群に特異的な配列部位を見出した。
続きを読む: Mycobacterium abscessus complex (MABC)の亜種とマクロライド感受性を鑑別する新しいDNAクロマトグラフィー法
国立感染症研究所において、空港検疫により確認された新型コロナウイルス感染症の患者等の検体を用いてウイルス分離試験を実施したところ、英国から報告された感染性の増加が懸念されるSARS-CoV-2新規変異株VOC-202012/01のウイルス分離に成功しました(写真:電子顕微鏡観察により確認されたウイルス粒子)。国立感染症研究所では、分離したウイルスを用いて、SARS-CoV-2変異株VOC-202012/01の性状・病原性の解析およびウイルス検査法・抗ウイルス薬・ワクチンの研究開発を進めていきます。また、分離した変異株は、新型コロナウイルス対策に役立てるため国内外の研究機関等に広く配布する予定です。
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国立感染症研究所において、空港検疫により確認された新型コロナウイルス感染症の患者等の検体を用いてウイルス分離試験を実施したところ、英国から報告された感染性の増加が懸念されるSARS-CoV-2新規変異株VOC-202012/01のウイルス分離に成功しました。
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Efficient detection of SARS-CoV-2 RNA in the solid fraction of wastewater.
Kouichi Kitamura, Kenji Sadamasu, Masamichi Muramatsu, Hiromu Yoshida.
Science of The Total Environment, Article 144587
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染状況を把握する上で、環境サーベイランスの活用が検討されています。このウイルスが一定割合で感染者の糞便中に存在し下水でも検出されることが報告されていますが、その最適な手法はまだ確立されていません。
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