(このページでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連の記事を、掲載日が新しい順に表示しています)
注目すべき感染症 ※PDF版よりピックアップして掲載しています。
◆直近の新型コロナウイルス感染症の状況
2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において確認され、2020年1月30日、世界保健機関(WHO)により「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言され、3月11日にはパンデミック(世界的な大流行)の状態にあると表明された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2021年9月17日15時現在、感染者数(死亡者数)は、世界で227,019,077例(4,669,912例)、196カ国・地域(集計方法変更:海外領土を本国分に計上)に広がった(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21157.html)。
掲載日:2021年9月28日
第53回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年9月27日、厚生労働省)の報告による、我が国における新型コロナウイルス感染症の状況等についてお知らせいたします(第53回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード 資料1)。
全国の新規感染者数(報告日別)は、直近の1週間では10万人あたり約14。年齢別に10万人あたりの感染者数をみると、50代以下が中心。
新規感染者数の減少に伴い、療養者数や重症者数も減少が継続している。また、死亡者数(※)は緩やかな減少傾向に転じている。公衆衛生体制・医療提供体制についても改善傾向にある。
(※)各自治体が公表している数を集計したもの。公表日ベース。
北海道苫小牧市で2021年8月4~8日に全国高等学校選抜アイスホッケー大会(以下、大会)が開催された。7月31日~8月3日まで同市で行われた事前合宿と公式練習、および8月9日のU-18代表合宿に参加した15都道府県26チーム中16チームで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)症例の集団発生を認めた。合宿を伴う部活動やアイスホッケー競技のCOVID-19対策に役立つと考えられる知見や課題が得られたのでそれらを報告する。
掲載日:2021年9月22日
第52回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年9月16日、厚生労働省)の報告による、我が国における新型コロナウイルス感染症の状況等についてお知らせいたします(第52回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード 資料1)。
全国の新規感染者数(報告日別)は、直近の1週間では10万人あたり約42と、この3週間で約63%減少している。新規感染者は50代以下が中心。
新規感染者数の減少に伴い、療養者数は減少傾向。重症者数も減少に転じているが、過去最大の規模が継続している。一方、死亡者数は増加傾向が続いている。改善傾向はみられるものの、多くの地域で公衆衛生体制・医療提供体制の厳しい局面が継続している。
国内の保健所は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)症例の感染場所を丁寧な疫学調査により把握しており、得られる情報からどのようなリスク行動が感染伝播に寄与したかを分析し、市民への注意喚起に結び付けることは重要である。これまで、流行の拡大から縮小に至るまで、主となる感染場所は会食、家庭、医療・介護の順に推移していることが考えられている1)。
注目すべき感染症 ※PDF版よりピックアップして掲載しています。
◆直近の新型コロナウイルス感染症の状況
2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において確認され、2020年1月30日、世界保健機関(WHO)により「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言され、3月11日にはパンデミック(世界的な大流行)の状態にあると表明された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2021年9月3日15時現在、感染者数(死亡者数)は、世界で219,011,542例(4,541,016例)、196カ国・地域(集計方法変更:海外領土を本国分に計上)に広がった(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20893.html)。
国立感染症研究所
(掲載日:2021年9月10日)
2021年9月1日現在、国内ではファイザー製、武田/モデルナ製、アストラゼネカ製の新型コロナワクチン( 以下、ワクチン )が使用されています。ファイザー製と武田/モデルナ製はmRNAワクチンで接種対象は12歳以上です。アストラゼネカ製のワクチンはウイルスベクタ―ワクチンで接種対象は原則40歳以上です。
9月3日現在の接種回数は1億3,305万8,203回で、このうち高齢者( 65歳以上 )は6,302万3,172回、職域接種は1,322万5,021回でした。9月3日時点の1回以上接種率は58.0%、2回接種完了率は47.1%で、高齢者については1回以上接種率89.1%、2回接種完了率87.1%でした( 図1 )。
図1 公表日別接種回数( 首相官邸ホームページ公表数値より作図 ):2021年6月21日~9月2日 ( 公表日別の接種回数は翌日の総接種回数から当日の総接種回数の差として計算、6月21日までの合計接種回数は3,159万2,030回。金曜日の接種回数は金曜日~日曜日の合計、医療従事者等は7月30日で集計終了、8月3日から職域接種を含む、なお、職域接種は各公表日の直前の日曜日までの回数 )
今回は、下記の内容について、最近のトピックスをまとめました。
掲載日:2021年9月9日
第51回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年9月8日、厚生労働省)の報告による、我が国における新型コロナウイルス感染症の状況等についてお知らせいたします(第51回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード 資料1)。
全国の新規感染者数は、ほぼすべての地域で減少が続いているが、報告日別では、直近の1週間では10万人あたり約81と依然高い水準であり、未だに多くの地域でこれまでにない規模の感染者数の発生が継続している。年齢別に10万人あたりの感染者数をみると、10-40代の減少割合が高く、なかでも20代の減少が最も多い。これに比して、高齢の感染者の減少は小さいことには注意が必要。
新規感染者数の減少に伴い、療養者数は減少傾向となったが、重症者数は高止まりで、過去最大の規模が継続している。また、死亡者数も増加傾向が続いている。多くの地域で公衆衛生体制・医療提供体制が厳しい局面が継続している。
高校生のスポーツ大会における新型コロナウイルス感染症の
クラスター発生防止に関する提案
2021年8月31日時点
国立感染症研究所実地疫学研究センター
2021年5月下旬以降、世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルスデルタ株が国内でもまん延し、それまでの状況とは異なる状況が認められており、 高校生や大学生の部活動/課外活動等のスポーツ大会に関連する新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)感染者数の増加もその一つに挙げられます。当センターはこれまで、自治体の皆様とともに複数のスポーツ大会にて発生したクラスター事例の調査に従事してまいりました。まだ調査は継続中のものもありますが、これからスポーツ活動がさらに活発となる季節に向かうことから、現時点で、デルタ株を念頭に、クラスターに共通すると思われる代表的な所見を提示し、共通する対策に関して以下のように提案を行いたいと思います。なお、本稿においては、対策を講ずるべき環境として、特に高校生相当の部活動/課外活動におけるスポーツ大会、およびそのためにやむを得ず県境をまたいだ遠征等を念頭に置いています。ご参考になれば幸いです。
代表的な所見:
共通する対策に関する提案:
- 各校の選手や監督以外の同行者を含めた大会参加者名簿
- 各校の保護者等連絡先
- 全大会参加者、関係者の新型コロナワクチン(以下、ワクチン)接種状況(種類、回数、最終接種日)
- 大会開始2週間前からの各校・関係者の旅程表、 宿泊施設の部屋割表
以上、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
国立感染症研究所実地疫学研究センター
問い合わせ先 outbreak[アットマーク]nih.go.jp
*[アットマーク]を@に置き換えて送信してください
国立感染症研究所
2021年8月28日12:00時点
続きを読む: 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第13報)